【質問】リニューアルするWordPressのサイトに移行時の注意点は?

WEB活用の教科書

今回の授業の先生



WEB活認定コンサルタント
村上 出(むらかみ いずる)

執筆コラム

今週の質問と回答

【Q】
当社では営業強化の一環として、今後サイトアクセスの解析情報も活用し、コンテンツを自社内で 更新する事になりWordPressでリニューアルする 事になりました。
付きましては現行ホームページからの移行を検討する上で、注意すべきことがあれば 教えてください。
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【A】
ホームページを移行されるとの事ですが、先ず サーバーやドメイン管理の方法によっても、色々 と異なる点があります。
 
例として、次の様なケースと仮定して、ご説明します。
 1.新規にWordPressで構築する。
 2.現行サイトはhtml等の言語で構築されていた。
 3.サーバーは、WordPressが動作可能。
 4.ドメインは現行の管理事業者のまま利用可能とする。
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(新規にWordPressで構築することについて)
 
現行のサイトはWordPressでなく新規にホームページを構築する場合も、画像などは元データが保管されていれば転用(再利用)可能ですね。
もっとも、リニューアルする上で再利用できる画像と言うと、会社のロゴなど普遍的なデータや、創業時の写真など沿革で掲載するような画像でし ょうか。
基本的に、これら一部のデータ以外は新規に構築することになるでしょう。その費用や体制・期間を考慮して移行計画を立てる必要があります。
 
(サーバーについて)
 
WordPressでサイト構築する上で、先ずはサポートしているレンタルサーバーと契約する必要がありますね。
もし現行契約している同じ事業者がWordPressに対応していれば、事業者を変更する手間は省けますが、少なくとも新たな契約の取交しが必要となるでしょう。
一般的に、レンタルサーバーの契約時には、初期費用と年間(月間)利用料が掛かります。現在、WordPressに対応するレンタルサーバーの事業者は多数存在します。これらの費用とサービス内容は事業者によって異なりますので、自社サイトの目的に合致する内容・データ容量と費用を検討することになりますね。

レンタルサーバー各社の比較サイトも幾つかあるので、参考にされると良いでしょう。

 例:レンタルサーバー各社の料金比較
 >https://rentalserver-comparison.net/
 
(ドメインについて)
 
新たにレンタルサーバーを契約し、サイトも再構築する際でも、ドメイン(〇〇.co.jpなど)は変更せずに引き継ぐ必要があります。
ドメインはいわゆる表札や住所の様なものなので、これを変更してしまうと、これまでアクセスし記憶されていた方が、アクセス出来なくなり、ご縁が切れてしまいます。
従って、通常はサーバーだけ引っ越し、ドメインはそのまま継続するのが一般的です。
それでも引っ越しの手間や費用は掛かりますが。但し、ドメインを取得したサーバーが新たに契約する他の事業者サーバーにドメインを設定可能かは、取得ドメインを管理している事業者の仕様に
よります。
また、もし他社のサーバーでも対応していても、手順を間違えると新たなサーバー環境で現行ドメインを設定する手間が増えることもありますので、事前に事業者と手順を確認して進める事がポイントとなります。

 
今回は、新たにWordPressサイトに移行する際のポイントについて、データの活用・レンタルサーバーの契約・ドメインの継続の3つの内容に関してご説明しました。なおWordPressサイトの引っ越し時の説明については、2019年7月12日に配信されたメルマガも参照ください。
 

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