御社はサイト運営で「茹でカエル」になってませんか?
今回の授業の先生
WEB活認定コンサルタント
村上出(Murakami Izuru)
執筆コラム
- 【質問】物流の2024年問題の有効な解決策について - 今回の授業の先生 WEB活認定コンサルタント 村上 出(むらかみ いずる) 執筆コラム 今週の質問と回答 【Q】 物流の2024年問題と言われつつも、はや11月を迎えようとしています。 製造業ですが、効果的な対策って、あ […]
- 生産管理の見える化について。 - 今回の授業の先生 WEB活認定コンサルタント 村上 出(むらかみ いずる) 執筆コラム 今週の授業 昨年あたりから、製造業の方からのご相談として、原価管理と生産管理に関する問合せが増えて来たと感じています。 【主に […]
- 2024年問題と、その対策について。 - 今回の授業の先生 WEB活認定コンサルタント 村上 出(むらかみ いずる) 執筆コラム 今週の授業 4月になり、いよいよ新年度2024年度が始まりました。 連合の発表によれば今回の春闘は33年ぶりの平均5%の賃上げを達成 […]
- 「デジタル化」って何からやればいいの? - 今回の授業の先生 WEB活認定コンサルタント 村上 出(むらかみ いずる) 執筆コラム 今週の質問と回答 【Q】 小売り店舗を経営しています。色々な会合などでも、中小企業も「デジタル化」をと言う言葉を良く耳にするようにな […]
- インボイス制度の次は電帳法の対策ですね。 - 今回の授業の先生 WEB活認定コンサルタント 村上 出(むらかみ いずる) 執筆コラム 今週の授業 10月となり、いよいよインボイス制度が始まりました。 付与された適格請求書番号のゴム印の特需が起きていると、ニュースでも […]
- 【質問】中小企業におけるBCP対策の重要性について - 20230412中小企業におけるBCP対策の重要性についてご説明いたします。
- インボイス制度・電帳法の対応策は賢く安く! - 2023/04/10インボイス制度・電帳法の対応策についてご説明いたします。
- 【質問】スマホアプリの導入・活用ポイントを教えて下さい - 2022/10/12各社のサービスなどに特化したスマホアプリは、ご認識の通り、集客・サイトへの流入に活用するのが、ポピュラーな用途と言えるでしょう。これは、サイト自体が情報発信力が無いため、SNSや動画などから流入数を増やす取組みと、同様の目的となります。
- 自社のDX事始め、どう進めるか - 2022/10/5 皆さんの会社でも、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の取組みを推進されている企業は増えてきているのではないでしょうか。自社のDX事始めについて解説します。
- 【質問】Googleマイビジネスに代わる無料の新サービスについて - 2022/4/13 「Googleマイビジネス」のウェブヘルプなども全て「Googleビジネスプロフィール」に転換されるほか、スマホアプリも「Googleビジネスプロフィール」に切り替わるため、ダウンロードとインストールをお薦めします。
今週の授業
WEB関連技術や新サービスは、目まぐるしいほどのスピードで増えていっています。サイト担当の方は、自社のコンテンツの更新やSEO対策だけでなく、その方法やルールが変更になることにも、逐次対応していかなければなりません。
自社サイトは以前構築してあるので、コンテンツの更新さえ小まめに実施していれば良いと言う事ではなく、サイト運営を取巻く環境やルールも逐次変更されて行っています。事業経営を取巻く環境が変化するのと同じようにサイト運営についても常に新しいルールを理解し、対応して行く取組みが求められています。
現在、「三種の神器」とも呼べる最低限対応が必要となる基本事項について、解説します。
【現代の三種の神器とは】
WEBサイト運営における現代の三種の神器とは、次の3点と言えるでしょう。
1.いわゆる「SSL」対策と言われるサイトのセキュリティ対策です。
「SSL(Secure Sockets Layerの略)」とは、送受信しているデータを暗号化する通信手順のことで、簡単に言うとWebサイトとそのサイトを閲覧しているユーザとのやり取り(通信)を暗号化するための仕組みに対応しているか?と言うことです。
つまり、この対策をしていないとアクセスしようとするユーザに対して安全な方法を提供出来ていないことになります。今でも多くのサイトが対応できておらず、検索すると「保護されていない通信」と表示されます。
このまま放置しておくと、検索対象から外されてしまいますので早期の対応が必要です。
2.いわゆる「モバイルフレンドリー」と呼ばれるスマホでも操作しやすく表示する対策です。
ユーザが使う表示デバイスのサイズは、PCだけでも色々なモニターの画素数があります。
しかし、今ではサイトへのアクセスはPCからよりも、スマホやタブレットの方が上回るようになりました。
このため、スマホのような小さな画面でも見やすく表示し、操作しやすくなるよう、自動的に表示サイズを変更する機能をサイト側で実装しておくことが求められています。
Googleでは、2015年4月21日に全世界で、この機能を実装し、未対応サイトは徐々に検索時の候補から外していく方向です。
つまり、放っておくと自社サイトは検索されなくなってしまいます。
自社サイトが対策出来ているかは、Googleのサーチコンソールの「モバイルフレンドリーテスト」機能で確認することができます。
https://search.google.com/test/mobile-friendly?hl=ja
3.Googleクローラー用サイトマップの作成。
ここで言う「サイトマップ」とは、サイトを訪問したユーザが、自分の探したいページを見つけやすくするためのツリー構造の表示の事ではありません。
これは、Googleのクローラーと呼ばれる検索インデックスを作るロボット(アルゴリズム)が御社サイト上のページや画像などのファイルに関する情報や、各ファイルの関係性を伝えるための情報ファイルです。Google などの検索エンジンは、このファイルを読み込んで、高度な検索候補情報のためのインデックス生成を行います。サイトマップはサイト内の重要なページとファイルをGoogleに伝える重要な情報であり、特にページ数が多かったり、外部リンクなど複雑なサイト構成の場合、これが設定されていないとGoogleの検索対象として評価が低くなる可能性が否定できません。
作成・設定は、Googleのサーチコンソール機能を使って行います。
これらは、最低限実施しておかないと検索候補として評価対象から外される可能性があるという事項です。先ずは自社サイトの状況を確認して未対応の場合は、直ぐに対策に取組むことをお勧めします。
【「あったらいいな」の機能】
次に、プラスアルファとして自社サイトに実装すると、運用面で楽になるツール・仕組みなど3点について、解説します。
1.Googleマイビジネスとの連携性・コンテンツの設定
Googleマイビジネスは、Google検索やGoogleマップなどGoogleのサービスにビジネスやお店などの情報を表示し管理するための無料の仕組みです。最近では、検索した際の一覧表示の先頭に3社のGoogleマイビジネス候補をリスト表示されるようになりました。
この情報コンテンツを充実させることにより、自社サイトへの誘導を高める方法になり得ます。上手く活用されるとメリットは大きいと言えるでしょう。
2.CRM(シーアールエム)機能
Customer Relationship Managementの略で、(潜在)顧客が自社サイトにアクセスした情報をもとに、関係性を情報化し自動的にデータベースを生成する機能です。
ECサイトはもちろん、それ以外のサイトでも例えば「問合せ」ページで質問された際、ユーザ情報や問合せの種類・日時などの情報をデータベースとして記録するため、後に顧客分析などで活用が容易となります。
勿論、潜在顧客の場合、セールス活動の対象として管理していく基本情報となります。
3.チャットボット機能
統計によると、サイトを訪問したユーザは自身の求める情報が見つからないと数秒程度で離脱する傾向があると言われています。
チャットボット機能は、訪問してくれたユーザに対して、探している対象を入力されれば、予め設定しておいた情報に基づき、対象となるページをユーザに表示する機能です。
これにより、折角訪問してくれたユーザを逃すことなく、場合によっては、問合せに誘導することでユーザの連絡先なども聞き出すことも可能となります。
つまり、24時間365日休まない営業マンとも言い換えられるでしょう。
【まとめ】
今回は、サイト運営者として、必須対応事項とあれば役立つ機能・ツールをまとめて解説しました。
これらはいずれも、これまでに個別の解説はされていますので、詳細はそちらを参照して頂ければと思います。また、これらの機能やルールも変更されていきますので、常に最新の情報を入手しておくことが重要です。
皆さんのサイト運営に少しでも参考になれば幸いです。
無料メルマガ「WEB活用の教科書」購読申し込み
お名前とメールアドレスと入力して[無料メルマガを購読する]をクリックすると、中小企業~個人事業主がWEBを活用してビジネスを展開するために必要なノウハウをお届けする無料メルマガ【WEB活用の教科書】を毎週水曜日にお届けいたします。いつでも配信解除ができますので、お気軽にご購読ください。