WEB活用の教科書

 「Googleの検索結果は、パーソナライズ化されている。」

 メルマガをご購読いただいている皆様の多くが、
 このように認識をされているのではないでしょうか?
 
 検索するユーザーの意図を把握し、より良い答えを
 返す為の取組として、Googleでは検索したユーザー
 のプロファイルや過去の閲覧履歴、検索履歴など
 によって、検索結果をユーザー向けにカスタマイズ
 して表示させていると、一般的には捉えられています。
 
 これは、パーソナライズ検索と呼ばれているもので、
 2005年頃からGoogleが取組を行っているものではある
 のですが、実際にはこのパーソナライズ検索は、
 現状、検索結果に僅かな影響しか与えていない、と
 いうことです。

 GoogleによるTwitterアカウントの1つである
 「Google SearchLiaison」が、2018年12月4日に以下
 のような内容をツイートしています。

 ・検索結果のパーソナライズ化は頻繁には起きない、
  また、起きても人によって劇的に検索結果が変わる
  ことはない。

 ・人によって検索結果が異なるのは、“所在地”
  “言語設定”、“(検索時に使用した)端末”、
  “絶えず更新される検索エンジンの性質”による
  もので、パーソナライズ化によるものではない。
 
  (※“所在地”や“言語設定”は、同じ場所にいる方、
  又は同じ言語設定の方には皆、同じ検索結果が表示
  されることになる為、パーソナライズ化には該当
  しません。)
  (※“絶えず更新される検索エンジンの性質”は、
  検索するタイミングにより検索結果が異なることを
  表しています。) 
 
 ・“所在地”に応じて検索結果が変わることはよく
  起こる。

 また、別のメディア(CNBC)によるインタビューでは、
 「検索結果のパーソナライズ化は極めて小さい。
 検索結果に影響があるのは、ユーザーの所在地と直前の
 検索内容である。」とコメントされています。

 つまり、現状ではユーザーのプロファイル情報や
 閲覧履歴、並びに(直前ではない)過去の検索履歴
 などは、検索結果に殆ど影響を与えていないという
 ことです。
 また、“所在地”が検索結果に影響を与える可能性が
 高いことも分かります。

 実際、地名を含めずに検索を行なった場合でも、検索を
 行った場所に関連する情報を掲載しているページの方が
 上位に表示される場合が多くなっているように思います
 (※全ての検索ワードによる検索が“所在地”の影響を
 受けている訳ではなく、地域の影響を受けやすい
 キーワードで検索した場合に限られてはいます)。

 このことは、地域に根差したビジネスを行っている事業者
 (例:小売や飲食などの店舗ビジネス)には有利に働く
 一方、地域を限定せずに広域でビジネスを行う事業者に
 は、不利に働く可能性も考えられます。地域に根差した
 ビジネスを行う場合、必然的にWebサイトのコンテンツも
 地域に関連した情報が増えることになる為です。

 そう考えると、日本全国など広域を対象にビジネスを行う
 場合は、地域毎に関連した情報をコンテンツとして増やし
 ていくことが、検索エンジンへの対策として重要になって
 くるかもしれませんね。

 ■今回の授業の先生のプロフィール
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  WEB活認定コンサルタント
  松本 年史(まつもと としふみ)
 
  ▼プロフィール・経歴
  約15年間にわたり、主に外資系IT企業において
  新規開拓営業に従事した後、経営コンサルタント
  として独立。独立前の10年間は、データ分析
  ソフトウェア(BI/BA)の導入を通じて、顧客企業
  の意思決定システムやマーケティング自動化
  システムの構築支援を行う。
  独立後は、ITコーディネータ/中小企業診断士
  として中小企業を中心にコンサルティングを提供。
  Webマーケティングを含むマーケティング戦略の
  立案から営業支援まで、顧客企業の売上拡大に
  向けた取組みを幅広く支援している。

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