【質問】ドメインの値段てなんで違うんですか?

WEB活用の教科書

今回の授業の先生



WEB活認定コンサルタント
松本 年史(まつもと としふみ)

執筆コラム

今週の質問と回答

【Q】
会社のホームページに加えて、新しくECサイトを立ち上げることになり、ドメインも新たに取得することになりました。ECサイトなので、”〇〇〇.shop”なんてドメインがいいかなぁと思って取得しよう
としたら、なんとビックリ、1年間の金額が10万円近くします。
 
会社用のドメインは、維持費に年間数千円しかか かっていないのですが。。。
 
ドメインの値段てなんでこんなに違うんでしょうか?
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【A】
ECサイトにshopドメイン、合ってますよね。。。
 
ドメインの値段は、ドメインの種類によって違っていたり、同じドメインであっても登録を行う会社によって金額が異なっていたりと、確かに分かり辛い部分が多いです。
  
また、特に高額な金額が設定されているドメインとして、プレミアムドメインと呼ばれているものもあります。今回選択されたドメインは、プレミアムドメインに該当するものと考えられます。
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本題に入る前に、ドメインの登録の仕組みについて簡単にご説明しておきます。ドメインを管理している機関として、「レジストリ」という管理組織が存在します。ドメインの種類(”.com”、”.net”、”.jp”など)ごとに「レジストリ」は存在し、例えば、”.com”や”.net”の「レジストリ」はVeriSign社、”.jp”の「レジストリ」は日本レジストリサービス社になります。各「レジストリ」は管轄するドメインのデータベースの管理やアクセス手段の整備等を行っています。
 
一方、ドメインの登録を行うのは「レジストラ」と呼ばれる事業者になります。「レジストラ」は、各「レジストリ」と契約を結ぶことによりドメイン情報を登録する権限を持ちます。
また、「レジストラ」の配下でドメインの販売・登録代行を行う「代理店」も存在します。「代理店」にはドメイン登録を行う権限はなく登録自体は必ず「レジストラ」を介して行われる形となります。
  
このような仕組みになっていますので、利用者がドメインを取得したい場合は、「レジストラ」若しくは「代理店」に依頼する(=購入する)ことになります。
 
さて、それではドメインの金額を決めているのはどこになるかというと、大元は「レジストリ」ということになります。販売という側面では「レジストリ」は卸売業者、「レジストラ」は小売業者に例えることができ、「レジストリ」は「レジストラ」への卸売価格を設定している形になります。「レジストリ」は卸売価格を自由に設定することができ、且つドメインの種類ごとに「レジストリ」は存在しますので、
おのずとドメインの種類によって金額が異なる、ということがおこります。
 
また、利用者に対してドメインを販売するのは「レジストラ」または「代理店」ということになりますが、それぞれが「レジストリ」からの卸売価格に自社の利益を乗せて小売価格を決めることになります。利益を乗せるだけでなく、ビジネス上の観点から初年度の登録料を大幅にディスカウントしたり、レンタルサーバと一緒に契約することで永久無料にしたりといったことも通常行われています。
これにより、同じドメインであっても購入先の事業者(「レジストラ」、「代理店」)によって、販売価格が異なるということが発生する訳です。
  
ここまでの説明で、ドメインの種類によって、そして購入先の事業者によって、ドメインの金額が異なる理由というのはご理解いただけましたでしょうか?
ただし、金額が異なるといってもそれ程大きな違いではなく、大体年間数千円といった金額に収まるのが通常です。
 
一方、新規にドメインを取得する場合であっても年間数万円~数十万円もするドメインが存在します。プレミアムドメインと呼ばれるもので文字列として商品やサービスを連想させやすい、短くて覚えやすいなどの理由から、希少価値が高いと判断され通常の価格よりも高価格で提供されています。「レジストリ」の方で需要が高いと判断し、プレミアムドメインとして高価格の設定を行いますので、利用者への販売価格も同様に高額となる形です。
 
プレミアムドメインを利用した方が良いかどうかは、あくまでも利用者側の判断によりますが、もし自社のビジネスにとって望ましいドメインが比較的安価に取得できるのであれば、個人的にはありかなと思います。実際、私、現在プレミアムドメインを取得するかどうか迷っています。。。
今使用しているドメインはレンタルサーバとのセットの契約で無料、一方で欲しいと思っているドメインは年間数万円、う~ん、悩ましいです。。

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