WordPressの問い合わせ機能を強化するGravity forms

WEB活用の教科書

今回の授業の先生



WEB活認定コンサルタント
新井 祐介(あらい ゆうすけ)

執筆コラム

今週の授業

Wordpressでwebサイトの構築をされている方は本メルマガの読者の中でも多くいらっしゃることと思います。Wordpressに限らず、webサイトに必要不可欠な機能に問い合わせの対応がありますが、wordpressでも問い合わせ機能を実装するためのプラグインは多数存在します。
 
有名どころとしては「Contact form 7」があり、日本発祥かつ無料のプラグインであることから利用率が高く、読者の皆さんでもお使いになられている方も多いのではないでしょうか。
 
しかし、contact form 7 の弱点として、複雑な処理をしたいという場合はその対応が難しいことが挙げられます。
今回は、これらの処理にも対応し、より直感的に問い合わせフォームを作成することができる「Gravity Forms」をご紹介します。
 
なお、Gravity Formは有料(ベーシック版で年間59ドル)のプラグインとなるほか、プラグイン本体は日本語対応済みですがwebサイトやサポート等は英語対応となりますのであらかじめご了承ください。
 
Gravity formsでは、フォーム要素をドラッグ&ドロップで作成していきます。選択できる要素は一般的なフォームにあるものは全てカバーされているほか、前述のような条件分岐(ある項目が「はい」ならばA
という項目を表示し、「いいえ」ならB等項目を表示する)や、お客様の目的を指定する選択項目をつくり(お問い合わせ・資料請求・見積依頼など)、その項目ごとに通知メールの届き先を分けるなどの運用が可能です。また、フォームを経由して、送信された内容を投稿として登録させたり、簡易的なECとして活用できる価格や合計、送料の項目なども追加することができます。
また、アンケートなど入力項目が多いフォームによくあるページを複数に分割するページングや、その際の進捗度合いがわかるステータスバーの表示機能など、ユーザビリティに配慮した機能も備えられています。
 
さらに、Gravityformsを活用するメリットとして、メールを送信した後の対応を自動化する「webhook」やwebアプリケーションを繋げることができるサービスである「zapier」への対応が挙げられます。問い合わせが発生したタイミングで、CRMに問い合わせ履歴としてデータを送信する、SFAにロード情報として登録する、kintoneやGoogleスプレッドシートにレコードを追加する、SlackやFacebook messengerなどに情報を送る、Googleカレンダーに予約日程を登録するなど、単にメールとして受信するだけでなく、問い合わせを受けた後の工程がスムーズにかつ対応漏れを防げるような対応の自動化をおこなうことができます。
 
先に述べたとおり有料のプラグインであり導入に躊躇される向きもあるかもしれませんが、無料プラグインにはない、フォーム本体側の機能の高さに加えて他サービスとの連携機能の充実など、Gravityformsならではの強みも多数存在します。
 
現状の問い合わせフォームの使いにくさを改善したい、また問い合わせ受信後の対応を簡単にしたい方はぜひ活用のヒントとして覚えておいていただければ幸いです。

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