Googleビジネスプロフィールの新しいUIを理解しよう

WEB活用の教科書

今回の授業の先生



WEB活認定コンサルタント
新井 祐介(あらい ゆうすけ)

執筆コラム

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  • 【質問】Googleディスプレイ広告の効果的な活用方法は? - 2022/3/16 ECサイトを立ち上げた当初の段階で、露出優先でまずは多くの人に見てもらうことを狙いとする場合は、ディスプレイ広告を使用したほうがより多くのユーザに情報を届けることができます。

今週の授業

近年では業種を問わず新規顧客の獲得や既存顧客に対する情報発信のツールとして一般化した感があるGoogleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)ですが、最近になって管理画面への入り方が変わったり、そこで知ることができる情報にも変化が出てきています。今回は、新しいGoogleビジネスプロフィールの活用方法やインサイト情報の内容についてご説明いたします。
 
管理画面への入り方の変化
以前はGoogleビジネスプロフィール専用の管理画面が存在していましたが、現在では管理しているアカウントの一覧こそ残っていますが詳細ページへのリンクが消え、代わりに「プロフィール表示」というリンクが表示されるようになりました。
このリンクをクリックすると、Googleの検索結果画面(SERP)の最上部にGoogleビジネスプロフィールの管理者のみに表示される「Googleに掲載中のあなたのビジネス」という項目に遷移します。こちらで旧管理画面で行っていた作業がすべて行えるようになりました。
 
新しい画面での設定項目は以下のとおりです。
 
1)プロフィールを編集する
ビジネスプロフィールに表示される内容を編集できます。概要・連絡先・所在地・営業時間・その他の計5つのタブに分かれており、一般のユーザによる変更の提案がなされる場合もありますので(提案があった場合は管理者にメールが届きます)、その対応についてもこちらの項目から行えます。
 
2)クチコミを読む
ユーザによって記入されたクチコミを確認、返信できる項目です。標準では新着順となっていますが、特に返信を行うポリシーで運用しているビジネスプロフィールではこまめに確認対応が必要となります。
 
3)メッセージ
ユーザから直接メッセージのやり取りができる機能です。他のSNSと違い、フォロー等のやり取りを必要とせずダイレクトにメッセージができるため便利ですが、その一方でいつメッセージが届くかわからない面もありますので、メッセージに対してすぐに対応できる体制を構築しておく必要があります。
 
4)写真を追加
自社の商品やサービス、店舗の内外観等の写真をアップロードできます。Googleビジネスプロフィールを利用するユーザからの投稿画像も合わせて表示されますが、画像品質について投稿の画像は担保が難しいので、自社でも良い写真を選んでアップロードしておくことは有効です。
 
5)パフォーマンス
ビジネスプロフィールを閲覧したユーザについての分析ができる画面です。以前のGoogleビジネスプロフィールのパフォーマンス画面では過去のデータは蓄積されておらず、データを蓄積するにはデータを書き出す等の対応が必要でしたが、新しいパフォーマンス画面では過去のデータを月毎に閲覧できるようになり利便性が高まりました。過去実績との比較もしやすくなっています。
また、ビジネスプロフィール上の行動(通話ボタンクリック、メッセージの発信、予約件数(設定している場合)ルート検索回数、webサイトのクリック回数がそれぞれ分析できます。ビジネスプロフィールに到達したユーザのアクセス元(PC/モバイル・検索/マップの2軸で4パターン)を分けて分析ができます。さらに、ビジネスプロフィールに到達するために入力された検索キーワードについても確認ができますので、有効活用しましょう。
 
6)広告掲載
Google広告の一形態として「ローカル広告」があります。以前の私のメルマガでもご紹介させていただきましたが、Googleマップ上での表示を増加させ、認知を拡大させることができるので予算をかけられる場合は利用を検討するのも良いでしょう。
 
7)商品・サービスを編集
ビジネスプロフィール上に自社・自店で取り扱っている情報を公開することができます。写真や文章で自社のプロダクトを、webサイトなどを介さずに説明・認知に繋げることが可能です。
 
8)店舗受け取りと宅配
小売型のビジネス形態の際に利用可能なメニューです。オンライン注文のサービスでGoogleビジネスプロフィールとの連携に対応しているものを使うことで、検索結果からダイレクトに注文に至る導線を儲けることが可能です。
 
9)Q&A
商品やサービスについてのQ&Aを表示させることができます。一般ユーザからの質問に対してQ&A形式で返答することで、ユーザの知りたいニーズに対応することが可能です。回答は第三者でも可能になっていますが、ビジネスプロフィールを管理しているのであれば極力自社で対応することが望ましいでしょう。
 
10)最新情報を投稿
ブログのような自社の最新情報について発信することができます。きめ細かく情報発信を行うことによって、Googleからの評価が高まる効果も期待できるほか、webサイト等での情報発信と比較してよりダイレクトにユーザに情報が伝わるため、こちらも活用をお勧めします。
 
11)レビューを依頼
Googleビジネスプロフィールで最も見られる項目である5つ星の評価は、ユーザからのレビューの平均値で構成されています。また、平均値もさることながら、評価数の多さもユーザからの信頼を見える化する重要な指標になりますが、このレビューをユーザにお願いするためのリンクを送ることができます。
 
今回は新しいGoogleビジネスプロフィールの画面の見方について説明しました。有効活用することにより自社の認知向上につながる強力なツールになりますので、是非ご活用ください。

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