WEB活用の教科書

今週の質問と回答

【Q】
 自社のWebサイト、資料請求の申し込みフォームが
 入力ページ×2、確認ページ、Thanksページの計4ページ
 で構成されているのですが、ページが遷移してもURLは
 変わらない作りになっています。
 
 資料請求の完了数やフォーム内の各ページの離脱数など
 を計測したいのですが、「Googleアナリティクスでは、
 URLが変化する作りになっていないと計測できない。」
 と担当者からは言われてしまいました。
 何か良い方法はないでしょうか?

  ─────────────────────

【A】
 今回のご質問は、URLの変化がない入力フォームに
 おいて、Googleアナリティクスの目標設定をどの
 ように行えば良いか、という内容ですね。
 
 目標の完了数だけでなく、フォーム内の各ページ
 の離脱数なども計測したい場合は、
 Googleアナリティクスの「仮想ページビュー」と
 いう機能を活用して、計測出来るようにすると
 良いでしょう。

  ─────────────────────

 →Googleアナリティクスの「仮想ページビュー」は、
  実際には存在しないURL(ページビュー)をあたかも
  存在しているかのようにGoogleアナリティクスに
  計測させる為の機能です。
  
  今回の場合、URLは変化しないものの、フォームの
  入力が進む毎にページが遷移する(=読み込まれる)
  形になっていますので、フォーム内の各ページが
  読み込まれる際に、仮想のURLをGoogleアナリティクス
  に送信するよう設定を行います。

 →例えば、質問のケースでは入力フォーム内に
  おいてURLが変化しないということなので、次の
  ような構造になっていることが想定されます。

  入力ページ1 https://example.com/shiryo/
  入力ページ2 https://example.com/shiryo/
  確認ページ  https://example.com/shiryo/
  Thanksページ https://example.com/shiryo/

  これを、例えば仮想ページビューの機能を使用して、
  以下のような仮想のURLをGoogleアナリティクス
  に送信するよう設定を行います。

  入力ページ1 https://example.com/shiryo/input1/
  入力ページ2 https://example.com/shiryo/input2/
  確認ページ  https://example.com/shiryo/confirm/
  Thanksページ https://example.com/shiryo/thanks/

 →仮想ページビューの設定は、比較的容易です。
  仮想ページビューを設定する各ページについて、
  ソースに記載されているGoogleアナリティクスの
  タグを次のように変更します。
  
  ※以下の記載は、ユニバーサルアナリティクスタグ
  での設定方法です。また、タグマネージャーにより
  設定を行っている場合は、記述内容が異なります。

  変更前:ga(‘create’, ‘UA-XXXX-Y’, ‘auto’);
      ga(‘send’, ‘pageview’);

  変更後:ga(‘create’, ‘UA-XXXX-Y’, ‘auto’);
      ga(‘send’, ‘pageview’, {‘page’: ‘URL’, ‘title’: ‘タイトル’});
  
  ’URL’には、仮想ページビューとして送信するURLを
  (上記の入力ページ1の場合、「/shiryo/input1/」)、
  ’タイトル’には任意のページタイトル(「入力ページ1」
  など)を記述します。
  これにより、ページが読み込まれた際に、
  記述された仮想のURLとページタイトルが送信
  され、Googleアナリティクスで計測されるように
  なります。

 →これに加えて、Googleアナリティクスの管理画面
  で目標設定を行います。上記の例では、目標の
  種類として「到達ページ」を選択し、“到達ページ”
  にThanksページの仮想のURL(「/shiryo/thanks/」)
  を記述します。また「目標到達プロセス」を
  オンにした上で、入力フォームの各仮想URL
  (「/shiryo/input1/」「/shiryo/input2/」
  「/shiryo/confirm/」)を記述します。

 →以上を行うことで、Googleアナリティクスで
  資料請求に至ったアクセスを目標完了数として
  計測することが可能になるとともに、
  入力フォーム内のどのページで離脱が多いか
  などの分析も行えるようになります。
  
  得られた分析結果をもとに、入力フォームの改善
  を実施し、より多くの成果が挙げられるよう
  継続的な取組みを実施されると良いでしょう。

 ■今回の授業の先生のプロフィール
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  WEB活認定コンサルタント
  松本 年史(まつもと としふみ)
 
  ▼プロフィール・経歴
  約15年間にわたり、主に外資系IT企業において
  新規開拓営業に従事した後、経営コンサルタント
  として独立。独立前の10年間は、データ分析
  ソフトウェア(BI/BA)の導入を通じて、顧客企業
  の意思決定システムやマーケティング自動化
  システムの構築支援を行う。
  独立後は、ITコーディネータ/中小企業診断士
  として中小企業を中心にコンサルティングを提供。
  Webマーケティングを含むマーケティング戦略の
  立案から営業支援まで、顧客企業の売上拡大に
  向けた取組みを幅広く支援している。

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