知らないと損をする!外部SEOの重要性とその方法

コンテンツSEO
SEO対策に関するお話しも、初回の「SEOってなに?正しい認識を持つことから」から数えて4回目になりました。今回は、前2回の内部SEOに続いて、外部SEOのお話しをします。

外部SEOとは

SEO対策の2回目「サイト構築時からやっておくべきSEO キーワードの選び方」では、“外部SEOとは、主にバックリンク対策(被リンク・外部リンクという言葉も同じことを意味します)のことです。良質で関連性のあるホームページから一方的なリンクをもらうことにより検索エンジンに評価され検索結果がより上位に表示されるようになります。” と説明をしました。つまり、外部SEOは自身のホームページへの被リンクを獲得することによって、検索エンジンからの評価を上げる取組、ということになります。

このように説明すると、被リンクを獲得することが何故、検索エンジンからの評価を上げることになるの?と、疑問を持たれるかもしれませんね。

実は、被リンクには大きく2つの側面があります。1つは直接的に「検索エンジンの評価に影響を与える」という側面で、もう1つは「クローラーの巡回経路」として検索エンジンによるインデックスを促進するという側面です。

なぜ?被リンクが検索順位に影響を与えるのか

では、1つ目の「検索エンジンの評価に影響を与える」という側面のお話しから始めます。
被リンクは、検索エンジンがホームページのコンテンツを評価する際の指標の1つになっています。これは、ユーザーにとって価値があるコンテンツには多くのリンクが張られる、という思想に基づくものです。検索エンジンは、コンテンツの良し悪しを評価しようとしますが、人間にとってのコンテンツの価値を人間のように評価することは完全には出来ません。その為、被リンクを評価の指標の1つにすることで、コンテンツの評価の精度をより高めようとしている訳です。

但し、被リンクを評価といっても、検索エンジンはリンクの数だけを評価をしている訳ではなく、リンクの質も評価をしています。質が高いと評価されるリンクとはどのようなものかというと、次のようなリンクです。

  • 関連性の高いページからのリンク
    自身のホームページのテーマと関連性の高いページからのリンク
  • 評価の高いページからのリンク
    検索エンジンが高品質と評価しているぺージからのリンク
  • メインコンテンツからのリンク
    ナビゲーションメニューやサイドバーなどからではなく、メインコンテンツの領域からのリンク

一方で、質が低いと評価され、検索順位を下げることにつながるリンクもあります。それは、検索順位を上げることを狙って作為的に張られたリンクです。作為的ではなく自然な流れで張られたリングのことをナチュラルリンクと呼ぶのに対して、このようなリンクのことを不自然リンクと呼びます。

  • ナチュラルリンク(自然に受ける一方的なリンク)
  • 不自然リンク(自作自演や有料のリンク)

過去には、被リンクの数を増やす為に有料でリンクを購入したり、自作自演でサテライトサイトや無料ブログなどからリンクを張ったりすることが行われていた時期がありました。この時期には、検索エンジンはこれらの不自然リンクを見抜くことが出来ず、結果として評価が上がることにつながっていたのです。

しかし、このような問題への対策として、Googleでは2012年にペンギンアップデートと呼ばれるアルゴリズムの変更を実施しました。これにより、現在では検索順位を上げることを目的として故意に張られたリンクがある場合は、ペナルティと判断され検索順位が大きく下がる可能性が高くなっています。

不自然なリンクの例

そのため、不自然リンクのように故意にリンクを操作するのはご法度、と考えるべきです。質が高いと評価されるナチュラルリンクを増やすために、どうすればよいかを考えていくことが重要になります。

なぜ?被リンクがインデックスを促進するのか

それでは次に、被リンクの2つ目の側面である「クローラーの巡回経路」として検索エンジンによるインデックスを促進することについてのお話です。

ホームページが検索結果の上位に表示される為には、そもそも検索エンジンにホームページを見つけてもらいインデックスに登録されている必要があります。検索エンジンのしくみにおいて、ホームページの情報を収集する役割を担うのはクローラーと呼ばれるプログラムになります。クローラーは、リンクを辿ってインターネット上を巡回します。その為、被リンクはクローラーがあなたのホームページを巡回しにくる際の入り口になるのです。

クローラーは、1度の巡回ではホームページの断片の情報しか収集しません。その為、クローラーに巡回される頻度が重要になります。被リンクが多く張られていれば、クローラーが頻繁に巡回してくれることになりますので、以下のようなストーリーで検索エンジンの評価が上がることにつながります。

  1. 被リンクを辿ってクローラーは巡回してくる
  2. クローラーが頻繁に巡回するとインデックスが促進される
  3. 3. インデックスが促進されるとページの情報が正確にGoogleデータベースに蓄積される
  4. 4. 良質なコンテンツを含み内部対策が正しく施されたページであれば、ランキングエンジンに評価される

被リンクを増やすには

ここまで、何故、被リンクを獲得することが検索エンジンからの評価を上げることにつながるのかを説明してきましたが、それでは、自然に張られた質の高いリンクを増やす為にはどうすればよいのでしょうか?

当然ですが、外部のホームページから自然にリンクを張ってもらうことをコントロールすることはできません。しかし、リンクが自然と集まりやすい状態を作ることは可能です。それは、第三者に自然とリンクを張りたいと思わせるような良質なコンテンツを作成し、そのコンテンツを出来るだけ多くの方に読んでもらえるようにすることです。

ユーザーにとって良質なコンテンツとは、ユーザーの抱えている課題・問題を解決する助けになる情報を含むコンテンツであり、簡単に言ってしまうとユーザーの役に立つコンテンツということになります。リンクを張ってもらうことが目的なので、ユーザーが読みやすいようなコンテンツの分かりやすさや体系立ても重要であり、レイアウトや構成にも留意が必要です。

そういったコンテンツを作成した上で、ブログやSNS、メールマガジン等で拡散してそのコンテンツを出来るだけ多くの方に読んでもらえるようにします。そうすることによって、ネット上では口コミが広がるようにナチュラルリンクが集まることにつながります。

まとめ

今回は、SEO対策の内、外部SEOに関してその重要性と方法について解説を致しました。SEOとして有益なナチュラルリンクを集める為には、ユーザーの二ーズに応える質の高いコンテンツを作ることが不可欠と言えます。ユーザーがどのような情報を必要としているのかをしっかりと考えコンテンツに反映させることが、外部SEOとしても極めて重要になりますので、是非、皆さん、良質なコンテンツ作りに取り組むようにしてください。