【質問】Faviconを設定する必要はありますか？

【Ｑ】
当社のホームページでは、Favicon(お気に入りアイコン)を設定していませんが、設定すべきでしょうか？
─────────────────────
【Ａ】
Faviconとは、Favorite Icon、いわゆる「お気に入りアイコン」のことです。
ブラウザでWebサイトをブックマークやお気に入りなどに登録した際や、URLをショートカットとして保存した際などに表示されるアイコンとしての小さな画像のことです。
表示される場所によって画像サイズが異なり、ブラウザのタブに表示されるときは「16 × 16ピクセル」、パソコンのショートカットとして表示される場合は「32 × 32ピクセル」です。
このように、ファビコンのサイズは非常に小さいため、一目で自社のWebサイトをイメージしてもらえるデザインすることが望まれます。
なお、複数のサイズに1つのファイルで対応できる「ICO形式」を利用すると便利でしょう。
さて、では、この Favicon ですが、あなたのWebサイトで設定すべきでしょうか？
その疑問に答えるためには、その効果を理解することが必要です。
─────────────────────
　
Faviconを設定すると、以下のような効果を得られると考えられます。
　
　１．Webサイトの認知度向上
Webサイトをブラウザで開いている間、ブラウザのタブ上に、ファビコンとして設定した画像が表示されます。
サイトをたくさん開いたときなどで、タブ上にサイトのタイトルが表示しきれない場合でも、ファビコンは表示されます。
　
従って、視覚的にはタイトルより目立ち、自社のサイトに対する認知度向上につながります。
また、自社独自のロゴやデザインを用いることになるので、自社サイトのブランディングにも役立つでしょう。
　
２．リピート率向上
通常、検索ユーザーは、ファビコンが設置されてWebサイトのほうに、より安心感を抱きやすいと考えられます。
また、同じWebサイト内のどのページを訪れても同じファビコンが表示されので、記憶に残りやすく親近感を抱きやすいと言えるでしょう。
安心感や親近感は、再訪しやすいサイトには必須の条件であり、リピート率向上につながるのです。
　
このように、Favicon には、Webサイトの認知度向上やリピート率向上の効果が期待できます。
これらの効果を得たいとお考えなら、Favicon を設定することをおすすめします。
　　
Favico の設定方法ですが、ICO形式に変換した画像のファイルの名称を「favicon.ico」に変更し、Webサイトのルートディレクトリに設置するだけです。
　
その後、設置したファイルが、そのサイトのファビコンとして認識され、ブックマークやURLのショートカットなどを保存した際、自動的にファビコンが表示されるようになります。
　
このように、Favicon は比較的手軽に設定できますので、Webサイトの認知度向上やリピート率向上を目指して、設定してみてはいかがでしょう。
　
このメルマガを、皆様のWebマーケティングのヒントとしてお役立ていただければ幸いです。