【質問】お問い合せフォームの迷惑メール対策

WEB活用の教科書

今回の授業の先生



WEB活認定コンサルタント
松永 菜穂子(Matsunaga Nahoko)

執筆コラム

今週の質問と回答

【Q】
HPのお問い合せフォームから迷惑メールが大量に届くようになりました。迷惑メールを止める方法はありますか?
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【A】
お問い合せフォーム経由で迷惑メール(スパムメール)が届くとのことですので、今回は簡単にお問い合せフォームの迷惑メール対策が出来る「Google reCAPTCHA」の導入をお勧めします。
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Google reCAPTCHA(リキャプチャ)は、Webサイとのフォームにbot等のプログラムから不正アクセスされないようサイトを守る仕組みです。 お問い合せフォームで、「私はロボットではありません」といったチェックボックスを見たことがある方は多いと思います。この機能もreCAPTCHAの1つです。
 
reCAPTCHAは、現在V2とV3を利用することができ、V3はAI(機械学習)により、Webサイトでの動作がbotであるか人であるかを判断します。そのため、V2で必用だった「私はロボットではありません」のような人が行っていた動作(チェック)はなくなりました。
 
導入するには、Googleアカウントが必要です。以下のURLにアクセスし、ログインします。
https://www.google.com/recaptcha/about/
上部に「v3 Admin Console」のリンクをクリックし、管理画面を開きます。
 
上部の「+」(作成)ボタンを押下し、reCAPTCHAの設定を行います。
ラベル:サイトの名前等分かりやすいもの
reCAPTCHAタイプ:reCAPTCHA v3をお勧めします
ドメイン:スパム対策をするサイトのドメインを入力
「reCAPTCHA 利用条件に同意する」をチェックして送信ボタンを押下してください。
 
「サイトにreCAPTCHAを追加する」画面に遷移し、サイトキーとシークレットキーがそれぞれ表示されます。
  
表示されたサイトキーとシークレットキーをサイトに設定します。
WordPressでサイトを作成されている場合、プラグインを用いて登録する方法が簡単です。
お問い合せフォームをContactForm7で作成されている場合は、ContactForm7のインテグレーション部分に登録箇所があります。
Contact Form 7 はバージョン 5.1 以降であれば、v3に対応しています。
設定が完了すると、サイトの右下にreCAPTCHAのマークが表示されます。
  
また、「Invisible reCAPTCHA for WordPress」のプラグインで設定することが可能です。
ContactForm7で設定した場合は、全ページの右下にreCAPTCHAが表示されます。場所が邪魔であったり、表示するページをフォームページだけにする等絞り込みたい場合は、こちらのプラグインを利用すると設定が可能です。PHPのプログラムで設定することも可能です。
 
最後に。設定後、迷惑メールは届かなくなると思います。reCAPTCHAの管理画面にログインすると、サイトのアクセス状況が確認できます。どの程度不審なアクセスがあるのか確認してみてください。

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