【質問】ネット広告を代理店に依頼する場合のポイントは?

WEB活用の教科書

今回の授業の先生



WEB活認定コンサルタント
川端俊之(Kawabata Toshiyuki)

執筆コラム

今週の質問と回答

【Q】
ネット広告を始めたいと思っていますが、時間も人もいないので広告代理店に依頼しようかと思います。依頼するに当たってのポイントや注意点を教えてください。

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【A】
わたしの見解としては広告代理店に広告の依頼を出すのは賛成できません。ネット広告は自分でコントロールできる広告だからです。コントロールできるということはノウハウが自社に資産として残るということです。
可能な限り自社で取り組むことをおすすめしますが、ですがケースによっては依頼してみるのも良いかと思います。
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わたしの見解としては広告代理店に広告の依頼を出すのは賛成できません。
 
ネット広告は自分でコントロールできる広告だからです。
 
コントロールできるということはノウハウが自社に資産として残るということです。
 
可能な限り自社で取り組むことをおすすめしますが、ケースによっては依頼してみるのも良いかと思います。
 

  1. 既に自社で広告を運用しているが、評判の良い代理店があり、どのくらい効果が上がるのか試してみたいというケース
  2. 広告予算はあるが、時間と人の問題で、どうしても外部に依頼しなければならないケース
  3. 既に広告代理店を利用していて、更に評判の良い代理店を利用したいというケース

2のケースは、
お金をかけて代理店に依頼することの費用対効果と、その後の広告運用の課題を身を持って知ることができるからです。反面教師的な感覚ですね。
 
さて、では広告代理店に依頼する場合の、ポイントや注意点について、いくつかアドバイスしましょう。
 
 
■広告する商品・サービスの内容を明確にしておくこと
 
広告を出す対照の商品・サービスの事を代理店に伝えなければ広告なんて作れるはずがありません。
伝えるための資料や時間を準備できず代理店に商品カタログやWEBサイトの掲載情報だけを渡して代理店任せにするケースがありますが、あなたの会社の商品やサービスを一番知っているのは、
あなたなので、この部分での丸投げは絶対しないことです。
 
 
■広告の受け皿が必要な事を知っておくこと
 
代理店に依頼する・しないに限らず、ネット広告を出す場合には、広告がクリックされて表示される受け皿のWebページが必要になります。
LP(ランディングページ)が一般的なのですが、LPの制作費用をケチってWebサイトのトップページや商品ページなどを受け皿にすると成約率が低くなりますので、知っておいてください。
 
 
■契約時に必ず確認しておくべきこと
 
費用や運用条件などは当たり前ですが、「管理画面が共有されるのか」を必ず確認して下さい。
管理画面とは広告の設定や出稿結果が分かる画面の事です。お金を払って広告出稿を依頼しているのだから管理画面は当然共有されると思っている方が多いですが、この部分は代理店のノウハウ部分で、共有してしまうとマネされてしまうので、共有してくれないケースがほとんどです。
代わりに月次レポートなどの提供が一般的ですが、このレポートを改竄して、多く金額を請求したりする悪徳代理店も存在していることを認識しておいてください。管理画面を共有してくれるのがベストですが、無理な場合は広告ツールに装備されている「自動レポート」などを送ってもらえるかを確認しておくと良いでしょう。
 
 
以上、3つが大きなポイントと注意点ですが、もっとも大切なポイントは
 
「なんの為に広告を出すのか?」
「広告から得たいゴールはなんなのか?」
 
これを明確にしておかないと、広告費を投じても、効果を計ることすらできなくなりますので、そういう意味でも「丸投げ」はやめましょうね。

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