目的に応じた動画ホスティングサービスを利用する

WEB活用の教科書

今回の授業の先生



WEB活認定コンサルタント
重藤 進二(しげとう しんじ)

執筆コラム

今週の授業

最近私が再構築を支援したWebサイトでは、動画を活用しお客様へ会員サービスを提供していました。再構築にあたって、より柔軟なプライバシー設定を行うともに、会員に対してプレミア感あるサービスを提供したいとの要望があり、動画投稿サービスとして、Vimeo(https://vimeo.com/)を利用してみました。
 
Vimeoとは「プロフェッショナルなクリエイティブ動画ソリューション」を標ぼうした動画ホスティングサービスです。Vimeoはクリエータが制作した動画投稿が多く、全般に動画のクオリティが高いといわれています。
 
Webサイト再構築にあたっての目的の一つであるプライバシー設定について、再構築するまではYoutubeの限定公開機能を使用していたのですが今回Vimeoで用意されている様々なセキュリティオプションを利用しました。
URLの限定公開する以外にID/パスワードによる認証も利用することができます。それ以外にも、Webサイトへの組込みを行う場合のドメイン制限を行うことも可能です。
こうした機能を利用して会員の閲覧シーンに応じて、確実で多様なアクセス制御が行えるようになりました。
 
また、もう一つの目的であったプレミア感の訴求について、Vimeoが次のような点で役立ちました。

  • Vimeoは動画投稿の有料プランを提供していることもあり、動画広告が表示されません。
  • 動画で組み込む際にVimeoのロゴを消したり、プレイヤの様々なカスタマイズが可能なため、会員が、自社の動画コンテンツに集中してもらうための様々な工夫をすることができます。
  • 動画修了後のCTAの仕組み等を利用することができるので、他のサービスを紹介する等、会員向けへの顧客導線に誘導しやすくなりました。
  • 会員向けへのコンテンツ有料販売も行うことが可能なので、動画を活用した一歩進んだサービ ス提供も可能となりました。

 
今回は一例としてVimeoを紹介しましたが、Youtubeは閲覧数が多くSEO対策も行いやすい等、動画ホスティングサービスには、それぞれ特徴があります。皆さまの会社で動画による情報発信を行う目的や、営業活動プロセスを明確にして、自社にあったサービスや活用方法を検討してください。
 
なお、Vimeoについては、複数の有料プランだけでなく機能限定ですが無料サービスも用意されていますので、利用規約等をご確認の上、適したサービスをご利用ください。
(情報は、2020年12月20日時点のものです)

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