【質問】GA4を使って新しい指標を計測したい

WEB活用の教科書

今回の授業の先生



WEB活認定コンサルタント
重藤 進二(しげとう しんじ)

執筆コラム

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今週の質問と回答

【Q】
Googleアナリティクスを導入してアクセス解析を始めたばかりですが、計測したい指標が標準のレポートにないことが不満です。
Googleアナリティクスのデータで、新しい指標を作成・計測したいのですが、どのような方法がありますか?
─────────────────────
【A】
Googleアナリティクス4(GA4)のデータを活用して新しい指標を作成する方法として、たとえば次の方法があります。

  • GA4の標準レポートで表示される指標の追加
  • GA4のカスタム指標の作成
  • GA4の計算指標の作成
  • Locker Studioにおける計算指標の追加
  • Big Query活用

測定の目的や使用できるリソースを考慮の上、使い分けをしてください。
─────────────────────

→GA4の標準レポートで表示される指標の入替
・厳密には、「指標の作成」ではありませんが、標準のレポートの右上にある「レポートのカスタマイズ」ボタンをクリックすれば、レポートに出力される指標の追加、変更ができます。
  
→GA4のカスタム指標の作成
・特定のユーザーアクションやサイト上のイベント(例えば、ダウンロード数、フォーム送信数など)を追跡できます。
標準的に取得できないデータに基づいて指標が計測されますので、新たな発見が得られる可能性があります。
ただし、GA4のコードへのタグ埋込み、イベントの定義といった事前準備が必要ですまた、指標の設定以降でデータが取得されますので、時を遡って測定はできません。
  
→GA4の計算指標の作成
・2023年10月にGA4よりリリースされた新しい機能です。四則演算を用いて、複数の既存指標を組み合わせ新しい指標を作成することができます。
こちらは、指標作成時点から遡って、結果を見ることができます。
ただし、既存の指標を組み合わせて計算するだけなので、分析結果を理解・訴求しやすいように、指標の定義や見せ方を改善することが主な目的となるでしょう。
  
→Locker Studioにおける計算指標の追加
・GA4のデータをLocker Studioに接続してレポートを作成している場合は、LockerStudioにある、GA4同様の指標作成機能が使えます。
Locker Studioを使うと、Visualに優れたデータの可視化・共有が簡単にできます。
ただしLocker Studioで全てのGA4の指標を取得できませんので、Locker Studioの設定方法を確認してください。
  
→GoogleのBig Query活用
Big QueryへデータをエクスポートすることでGA4で設定する指標にとらわれず、また複数のデータリソースを組み合わせ、柔軟にデータ分析が可能です。
ただし、Big Queryの利用料金がかかるとともに、分析にあたってはSQL等のスキルが求められます。
また、Big Qureryへ送るデータ量の上限など、運用上の制限にも注意が必要です。
  
→解析目的の明確化、GA4の学習を忘れずに
・ここまでGA4の指標の作成・追加方法を見てきましたが、ただ「新しい指標が欲しい」と思っても暗闇で鍵を探しているようなものです。
まずは分析の目的を明確にした後、検討を始めてください。
  
・広い意味での指標とは、意思決定・評価の判断基準となる情報のことです。
指標データを分析する際に、ディメンション、セグメント、集計期間を見直したり、探索レポートを活用するだけでも、新たな気づきが得られる場合があります。
  
GA4を十分理解した上で、利用シーンに応じた適切な機能を使えるようにしましょう。

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