【質問】営業活動に動画を利用する上でのポイントは?

WEB活用の教科書

今回の授業の先生



WEB活認定コンサルタント
重藤 進二(しげとう しんじ)

執筆コラム

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今週の質問と回答

【Q】
対面での営業活動が制約されており、お客様に提案する機会が少なくなっています。自社のホームページに動画を掲載して商品・サービスの紹介をしたいのですが、どのような点に注意すれば良いでしょうか?

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【A】
インターネットにおける動画配信は、動画は豊富な情報量を視覚的に伝えることができるため、営業活動においても効果的なツールです。但し、ニーズの把握、提案やアフターサポート等、顧客との接点に合わせて、効果的な動画投稿サービスを利用しましょう。
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営業活動で利用する目的を明確にする
まずは、自社の営業活動の現状を見直し、顧客との接点のどの段階で問題が発生しているか、その上で動画がどういう場面で有効活用できるのか、立ち返って検討をしてみましょう。
 
例えば「潜在顧客の発掘ができない」「提案の内容が上手くお客様へ伝わらない」「既存顧客へ訪問ができずつなぎ止めができない」といった点になります。
 
集客のための動画利用
動画投稿サービスとしてメジャーなYoutubeは閲覧数が多く、Googleと連携しておりSEO対策も行いやすいメリットがあります。しかしながら現在様々な動画がインターネットにあふれており、自社の動画を見つけてもらうことはSEO対策だけでは困難です。
 
その意味でターゲットを絞り込みやすく口コミでの拡散につながりやすい、SNSの活用も考慮すべきでしょう。
 
例えば、SNSでYoutube等へのリンク等の連携を行うことも可能ですが、SNSの利用シーンに適したダイジェスト動画を投稿して、認知度を高めるとともに、Youtube上の訴求力のある動画コンテンツに誘導して自社への興味を深めてもらうことも効果的ともいえます。
 
各SNSの特徴や、主要閲覧ユーザ層・ユーザの関心事に加え、アップロード可能な動画時間や解像度等、サービスの利用条件に応じてご利用を検討ください。
 
提案のための動画利用
Youtube等の動画ホスティングサービスや自社のWebサイトから動画を配信して、自社の商品やサービスを情報発信する場合は、Webサイトと同様、
・動画ページから離脱させない
・閲覧者にストレスないよう情報を提供する
・動画を視聴した後の行動を促す
といった配慮が重要となります。
 
その意味で
・関心を引くサムネイルを設定する、
・動画だけでなく字幕や概要ページ等文字情報を組み合わせた説明を行う
・動画視聴後にチャネル登録を促したり顧客導線に沿ってページへの誘導を行う
等の工夫を行うことになります。
 
アフターサービスとしての動画利用
自社の商品・サービス内容の説明等、アフターサービスとして動画を活用すれば、閲覧時間を向上させるなど、Webサイトを通じた顧客との関係性強化を深めることができます。
 
そのために、公開動画との差別化を図るため、動画を限定公開(URL非公開、ID・パスワードによる認証等)にしたり、ページののデザインをカスタマイズしたものにする等の工夫を検討することになります。
 
最後に
動画制作は手間がかかるため取組みが続かないケースも多いです。先に述べた通り利用目的を明確にした上で、担当者が自社の魅力を楽しく伝えられるよう、トップのしっかりとした動機付けのもと進めていくことが良いでしょう。

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