【質問】既存のwebサイトを生かして多国語化する方法は?

WEB活用の教科書

今回の授業の先生



WEB活認定コンサルタント
新井 祐介(あらい ゆうすけ)

執筆コラム

  • Googleスプレッドシートのデータを有効活用する方法 - 今回の授業の先生 WEB活認定コンサルタント 新井 祐介(あらい ゆうすけ) 執筆コラム 今週の質問と回答 【Q】 最近、会社の情報管理をExcelからGoogleスプレッドシートに移行しました。 同一ファイルに複数人が […]
  • Google Appsheetを使ってkintoneのような業務アプリ作成 - 今回の授業の先生 WEB活認定コンサルタント 新井 祐介(あらい ゆうすけ) 執筆コラム 今週の授業 近年、知名度も利用者数もうなぎ上りのクラウド型データベースSaaSの「kintone」。 業種業態を問わず活用が可能で […]
  • QRコード経由のwebサイトアクセスを見える化する方法 - 今回の授業の先生 WEB活認定コンサルタント 新井 祐介(あらい ゆうすけ) 執筆コラム 今週の質問と回答 【Q】 会社の名刺やパンフレットにQRコードを入れて 自社サイトへの誘導をしています。実際にQRコードを読み込ん […]
  • Kintoneを使って問い合わせフォームからデータを自動取得 - 今回の授業の先生 WEB活認定コンサルタント 新井 祐介(あらい ゆうすけ) 執筆コラム 今週の授業 近年、積極的なCM展開もあり知名度が向上しているクラウド型データベースSaaSの「Kintone」。 業種業態を問わず […]
  • WEB活Plus会員限定 - webサイトの問い合わせフォームの対応でお悩みの方も多いのではないでしょうか。今回はWordpressで作成したwebサイトの問い合わせフォーム上の問い合わせ内容をデータ連携ツール「zapier(ザピアー)」を介してノーコードデータベース「kintone」上に作成した「問い合わせ管理App」に連携して管理を行う方法について解説します。
  • 【質問】Googleビジネスプロフィール、ネガティブ投稿への対処は? - 2023/3/15 評価が低い状態になっていると逆に顧客を遠ざけることにもなりかねません。すぐに改善することは難しいですが、中長期的視点で向上するように対応していきましょう。
  • Googleビジネスプロフィールの新しいUIを理解しよう - 2023/3/9 新しいGoogleビジネスプロフィールの活用方法やインサイト情報の内容についてご説明いたします。
  • 【質問】B2B2Cビジネスのwebマーケティングは? - 2022/9/14 直接的に売上には至らないとしても、自社のマーケティング施策により自社商品・サービスの認知度を向上させたり、代理店への問い合わせにつなげていくことは決して不可能ではありません。
  • Googleローカル検索広告で流入増を狙いましょう - 2022/9/7 ローカル検索広告に出稿することで、オーガニック検索では上回 ることができない他社・他店に先んじて自社の情報を 地域のユーザに対して訴求できるようになるのがローカル広告を使うメリットです。
  • 【質問】Googleディスプレイ広告の効果的な活用方法は? - 2022/3/16 ECサイトを立ち上げた当初の段階で、露出優先でまずは多くの人に見てもらうことを狙いとする場合は、ディスプレイ広告を使用したほうがより多くのユーザに情報を届けることができます。

今週の質問と回答

【Q】
今後のビジネス展開をを考えて自社のwebサイトの多国語対応を進めていきたいと考えています。既存のwebサイトをできるだけ活かして多国語化ができればと思いますが、どのような方法があるのでしょうか?
─────────────────────
【A】
Webサイトの多国語化を実施するための方法は大きく分けて3つのパターンが考えられます。
1)既存のwebサイトとは別に言語別のページを作成する
2)言語切り替え機能をwebサイトに追加する
3)多言語化を実現するサービスを利用する
それぞれに一長一短があります。自社のニーズに合わせて選ぶと良いでしょう。
─────────────────────
 
1)既存のwebサイトとは別に言語別のページを作成する
文字通り対応する言語ごとに日本語版ページとは別にページを作成する方法です。
 
全ページを翻訳する必要がない場合、あるいは言語ごとのページを1ページにシンプルにまとめる場合などはこの方法を取るのが良いでしょう。
 
ただし、この方法は更新がない、または少ない場合は有効ですが、お知らせやブログ等更新頻度が高いコンテンツも翻訳対象にする場合は作業が非常に煩雑になるためお勧めできません。その場合は以下の2)3)の方法を取るのが良いでしょう。
 
2)言語切り替え機能をwebサイトに追加する
wordpress等のCMSを使用している場合に有効な手段となります。
 
多言語対応のプラグイン「Polylang」(無料)「WPML」(有料)等を使ってページ内のコンテンツに対訳を設定していく形になります。
 
この方法だとブログ等の記事も都度翻訳を行う必要はありますが、サイト全体の多国語化を実現することができます。

一方で、CMSが必須となること、設置に手間がかかることため業者に依頼すると費用が相応にかかることがデメリットとなります。
 
3)多言語化を実現するサービスを利用する
近年増加しているSaas型の翻訳サービスをwebサイトと連携させて多言語化を図るものです。「WOVN.io」などのサービスがあり、2)の方法と比べてシステム等の変更が不要であること、自前での翻訳はもちろん、機械翻訳や専門の翻訳を依頼できるなど、翻訳方法にもバリエーションを持たせることができるなどのメリットがあります。
ただし、やることが増えれば増えるほど料金がかさみますので、その点は留意が必要となります。
 
 
今回はwebサイトの多言語化についてご説明させていただきました。
多言語化は、今回お話しした仕組みの部分はもちろんですが、各国の文化や商慣習などに合わせた内容のローカライズや、実際に翻訳を行うための体制づくりや内容のチェックなど、様々な考慮すべき事項があります。
しかし、一つ一つの課題に対応していくことで必ず世界のユーザに自社の情報を適切に提供することができるようになります。海外進出やインバウンドへの対応をご検討の企業や担当者の皆さんへのヒントになれば幸いです。

-->「WEB活用の教科書」バックナンバーを見る

無料メルマガ「WEB活用の教科書」購読申し込み

お名前とメールアドレスと入力して[無料メルマガを購読する]をクリックすると、中小企業~個人事業主がWEBを活用してビジネスを展開するために必要なノウハウをお届けする無料メルマガ【WEB活用の教科書】を毎週水曜日にお届けいたします。いつでも配信解除ができますので、お気軽にご購読ください。

    氏名 必須

     

    メールアドレス 必須