【質問】農家のInstagramの活用方法をアドバイスしてください。

【Ｑ】
農業従事者です。
野菜などを畑やJAの産直マーケットで販売しています。
友人にSNS（Instagram）を勧められたのですが、利用したほうが良いでしょうか？
どんな投稿をすればよいかわからないので、アドバイスが欲しいです。
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【Ａ】
お問い合わせありがとうございます。
農家がSNSを利用するメリットには、以下のようなことがあげられます。

１．情報発信ができる
育っているもの、販売しているもののお知らせ

２．他の農家さんとの差別化ができる
〇〇さんちの野菜というブランド化
育てている顔が見える人から買いたいと思ってもらえる。

３．消費者の声を聞くことができる
美味しかっただけでなく、昨年とちがったなどの意見
どんな料理にしたのかレシピを発信してくれることも…

Instagramでは、投稿の文章にURLリンクが貼れないのでプロフィール欄に、畑の場所や、販売しているところが分かるように記載しましょう。

必ずつける自分のハッシュタグを決めておくと良いです。
野菜を購入した人が投稿する時に、ハッシュタグをつけてくれるとハッシュタグ検索をしたときに、一緒に表示されます。
投稿時に、検索する人が多い、野菜料理と関連した季節のイベントのハッシュタグをつけると多くの人の目に触れやすくなります。

では、どのような内容を掲載すると良いでしょうか。

＜見た目が美しいもの＞
色鮮やかな野菜や花、青空や緑などの自然、視覚的に魅力的なもの

＜驚きや感動があるもの＞
巨大な野菜や珍しい品種、農園で起こった出来事など、見ている人を驚かせたり感動させたりするものを投稿すると、印象に残ります。
また、農家の人柄や想いを伝えると、感情移入を促せます。

＜楽しくて笑えるもの＞
農園でのハプニングや失敗談、農家のあるあるなど見てくれた人をほっこりした気分にさせるものも良いでしょう。

Instagramには、
　写真を掲載する「投稿」
　動画を投稿する「リール」
　24時間で消えてしまう「ストーリーズ」の
３種類があるので、うまく使い分けましょう。
畑の生育写真は「投稿」、畑を歩きながら動画を撮影したら「リール」、今日販売しているものは目に触れやすい「ストーリーズ」というように。

リール動画は、InstagramのTOP写真に載りやすく、フォロワー以外の人に訴求ができるので新しい顧客を得られる可能性が広がります。
スマートフォンのタイムラプス機能で、花が咲く様子などを早送りにしても面白いと思います。
店頭販売だけでなく、各地に発送している場合には、リール動画を投稿することで、全国の人に見てもらうチャンスが広がります。

投稿では、季節の移り変わり、畑の変化の様子を定期的にアップすると良いと思います。
色鮮やかな、野菜や花の方が目を引きます。
ちょっと変わったかたちや大きく育ってしまった野菜もなども良いでしょう。

１日だけ、明日だけ…のような限定のものは、ストーリーズにアップして、数日後に表示されるということが無いようにしましょう。
投稿は、その時に表示されるだけでなく、人により、数日後に表示されることもあるので、見たときにはもう終わっていてがっかり…ということが防げます。

私も近所の畑で販売している野菜を良く買うのですが、いつから売られるかわからなくて、そろそろかな…と何回も足を運んだりせっかく行ったのにもう収穫時期が終わっていたり…販売している日と商品を知りたいと思っていたら昨年から、Instagramを始められて、何日から販売されるかわかるようになり、買いやすくなりました。

質問者さんも、Instagramを利用してたくさんファンを増やしてくださいね。