DX認定制度について

WEB活用の教科書

今回の授業の先生



WEB活認定コンサルタント
冨田 さより(とみた さより)

執筆コラム

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今週の授業

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▼ DX
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DX=デジタルトランスフォーメーションということは皆さんよくご存じでしょう。
頭にデジタルが付いていることから、アナログ作業をIT化することと間違われることも多く多くの企業が出されている提案を見て、それはDXでなく単なるデジタル化と思うことも多いです。
 
それではDXってどういうことなのか…
企業の寿命は30年と言われています。30年ぐらいで、世の中が変わり、必要とされていることが変化するからです。
 
50年単位で考えると、50年前には無かったこと今から50年後に残ることを想像してみましょう。
iPhoneが日本で発売されたのは2007年 15年前です。
 
音楽がCDで発売されるようになったのは1982年ちょうど40年前です。今ではオンラインで聞くのが一般的になりました。
 
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▼ 老舗企業
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世界中で創業100年を超える老舗企業が一番多いのは日本と言われています。
 
例えば、古くから「お茶」を作り販売している会社お茶畑を持ち、葉を加工し売る。
今ではペットボトルで飲むことが当たり前になりましたが発売当初は、急須で入れれば数円ですむ緑茶に、100円も払う人がいるのか?美味しくない・・・などと言われたものです。
 
老舗の茶のメーカーといえども、デジタル機器を利用して土壌や茶葉の状態を管理することも多くなりました。
抽出した後の葉を捨てなくて良いようにオフィスでは粉末の緑茶を使うことも多くなりました。
急須に乾燥した葉を入れて抽出液を飲む。
当たり前と思えた事さえ、時代の要求に合わせて変化しています。
 
時代の変化に遅れたために、世界の中で「円」の価値がどんどん下がってきているとも言われています。

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▼ DX認定のメリット
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前置きが長くなりましたが、これからの時代を感じて方向転換ができる会社にする。経営者の旗振りの元社員ひとりひとりが考える企業の風土を作る。
ITを上手に利用し、企業の強みにする。ための指針として設定されたのが経済産業省が推奨する「DX認定」制度です。
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/investment/dx-nintei/dx-nintei.html

今までの認定は、書類をそろえて基準に達していたらもらえたものが「認定」でした。

DX認定は、企業がこういうことをやります!と宣言する制度です。
宣言した内容を、IPAのサイトや経産省のサイトで公表します。
公表したことを実践できているか、2年毎に審査を受ける。
世の中の動きをつかむには、2年単位で修正していく必要があるからだと思っています。

認定をもらえると何が良いのか?
・前進している企業であることを公表することが「信用」になり市場に共感を持ってもらうことができて、イメージアップを図ることができる。
  
・DX投資促進税制の税額控除のデジタル条件が満たせるため、節税につながる。
 
・日本政策金融金庫による融資での特別利率が利用可能。
 
 というような実質的なメリットもあります。
 
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▼ DXの宣言方法
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認定を受けるためにこんなことを考えていて、こんなことを実際に行う予定です。と公表するのは自社サイトなのです。
  
・役員会などで承認した企業の方針を公表する。
・役員会などで承認した内容を経営者自らがWebサイトで発信する。
・経営者自らが進行状況をWebサイトで発信する。
  
定める内容
・自社のIT課題を把握する
・環境整備
・具体的な方策の決定
・サイバーセキュリティ対策の実施内容を決定
・実施するための体制
・指標の決定
 
設定した指標に合わせて結果をまとめて報告する。

企業としてすべきことを指針として出してもらえていると考えると前向きに取り組みやすいと思います。

そして重要なのが公表する自社サイト。
自社サイトを見直してみましょう。
SSL対応でなくHttp:のままだと、セキュリティ意識が低い企業なのかな…と思われてしまいます。

スマートフォンに対応になっていないと、企業が新しいことに前向きではないのかと思われてしまいます。

自社のDXを公表するためにはどのような企業サイトにするのか再度考えていただきたいと思います。

困ったら・・・Web活で相談に乗りますので、Web活会員もご検討くださいね。

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