WEBサイトのバックアップ取得に関する効果的な運用方法
今回の授業の先生
WEB活認定コンサルタント
川端 俊之(かわばた としゆき)
執筆コラム
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今週の授業
ウェブサイトのバックアップは、サイトが停止した場合やデータが紛失した場合に重要な役割を果たします。
1.ウェブサイトのバックアップ運用ポイント
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以下は、効果的なウェブサイトのバックアップ運用のポイント(考え方)のいくつかです。
■定期的なバックアップのスケジュール設定
ウェブサイトのバックアップは定期的に行う必要があります。
頻度は、サイトが頻繁に更新される場合は日次バックアップ、更新頻度が少ない場合は週次バックアップが適切です。
■ローカルをクラウドを併用したバックアップ
バックアップデータをローカルに保存することで、クラウドバックアップにアクセスできない場合でも、すぐにデータを復元できます。
同時に、クラウドバックアップを行うことで、ローカルに保存されたデータが消失するリスクを回避できます。
■データを暗号化する
バックアップデータは、機密情報を含む可能性があるため、暗号化することが重要です。
これにより、バックアップデータが第三者によって読まれることを防ぐことができます。
■テスト復元を実施する
バックアップが正しく行われているかどうかを確認するために、テスト復元を定期的に実施することが重要です。
これにより、バックアップが正しく実行されていることを確認できます。
■過去のバックアップを保持する
過去のバックアップデータを保持することで、間違った変更を行った場合や、以前の状態に戻したい場合に役立ちます。
過去のバックアップデータを削除する前に、十分な検討を行ってください。
以上が、効果的なウェブサイトのバックアップ運用のポイントになります。定期的なバックアップを行い、バックアップデータを暗号化し、過去のバックアップデータを保持することで、データを安全に保護することができます。
2.バックアップデータの効果的な管理方法
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次に悩むのが「バックアップの管理」ではないでしょうか。
ウェブサイトのデータを定期的に、バックアップし、古いバックアップを削除することによってデータを効果的に保護するための方法です。
以下に、一般的なバックアップの管理に関する考え方をご紹介しますね。
■定期的にバックアップを実行する
バックアップを定期的に実行することは、データ保護のために非常に重要です。
定期的なバックアップにより、重要なデータを失うリスクを軽減することができます。
■複数のバックアップを保存する
バックアップを複数保存することで、過去の状態に戻すことができます。
たとえば、最新のバックアップが破損した場合でも、以前のバックアップから復元することができます。
■バックアップの世代を管理する
古いバックアップは、ストレージスペースを占有するだけでなく、リスクを増大させる可能性があります。
例えば、古いバックアップにはセキュリティ上の欠陥がある可能性があります。
従って、古いバックアップは定期的に削除することが重要です。
■保存期間を設定する
保存期間を設定することで、どの程度のバックアップを保存すべきかを判断することができます。
保存期間は、ビジネスニーズやコンプライアンス要件に基づいて設定する必要があります。
■削除ポリシーを作成する
削除ポリシーは、どのような条件でバックアップを削除するかを定めるための方針です。
例えば、保存期間が切れたバックアップを自動的に削除することができます。
以上が、一般的なバックアップの管理に関する考え方です。
バックアップの世代管理を適切に行うことで、データを効果的に保護することができます。
3.バックアップからテスト復元方法
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バックアップは取得・管理するだけでは本来の意味を果たしません。
障害が発生した際に復元出来て、はじめてバックアップの目的が果たされることになります。
そこで重要なのが「テスト復元」。
以下に、ウェブサイトのバックアップからテスト復元の考え方と一般的な際の流れをご紹介しておきます。
■バックアップファイルの選択
復元を行いたいバックアップファイルを選択します。
過去のバックアップデータから復元を行う場合は、最新のバックアップファイルではなく、過去のバックアップファイルを選択する必要があります。
■バックアップファイルをダウンロードまたはアクセスする
選択したバックアップファイルをダウンロードするか、アクセスするための必要な手順を実行します。
■テストサイトを作成する
ウェブサイトのコピーを新しい場所に作成します。
これにより、テスト復元を行い、実際のサイトに影響を与えることなく、動作を確認することができます。
■テスト復元を実行する
ダウンロードまたはアクセスしたバックアップファイルを使用して、新しい場所に作成したテストサイトで、復元を実行します。
バックアップファイルには、通常、ウェブサイトのファイルとデータベースの両方が含まれます。
ウェブサイトが正しく表示され、機能することを確認します。
■必要に応じて修正を行う
テスト復元を実行した際に、問題が発生した場合は、原因を特定し、必要に応じて修正を行います。
以上が、ウェブサイトのバックアップからテスト復元するための一般的な手順です。
テスト復元は、本番サイトに影響を与えることなく、バックアップの正しさを確認するために非常に重要なステップです。
業者にお任せで、我が社は大丈夫だと思っていケースが多く、保守契約でバックアップと復旧に関して、どこまで復旧できるのか、詳細の内容を確認していない場合も、多く見受けます。
障害で、あなたの会社のWebサイトにアクセスできなくなった場合や、データ障害で表示内容がおかしくなった場合など、いつの時点まで復旧する必要があるのか、業者は、どのような考え方でバックアップ・復旧を実現してくれるのか。
あなたの会社も、基本的な考え方を理解して、見直して、いてはいかがでしょう。
ことが起きてからでは、あとの祭りです。
備えましょう。
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