＜2023年5月現在＞飲食店などのお店が使いやすい補助金は何？

実は、ちょうど今、４月から５月にかけて、今年度の補助金情報が更新されます。
ということで、最新情報を調べてみました。
今回は「飲食店が使いやすい補助金についての最新情報」をお届けします。

当然、飲食店以外でも使える補助金がほとんどですので、自分の会社に置き換えて読んでみてください。

また、飲食店がクライアントにいる方は、飲食店への提案として参考にしていただければと思います。

■飲食店が使える目的別補助金

飲食店の場合、大きく分けて、
　（1）売上アップ・販売促進・マーケティング
　（2）新店舗・リニューアル・事業転換
　（3）厨房等の設備投資
　（4）セルフオーダー等ITツール導入
　（5）インボイス対応
で補助金の活用を検討される方が多いです。

それぞれ、どの補助金が使いやすいのかをまとめてみました。

（1）売上アップ・販売促進・マーケティング
　　小規模事業者持続化補助金
　　外食産業事業成長支援補助金
　　事業再構築補助金

（2）新店舗・リニューアル・事業転換
　　事業再構築補助金
　　外食産業事業成長支援補助金

（3）厨房等設備投資
　　事業再構築補助金
　　ものづくり補助金
　　外食産業事業成長支援補助金
　　小規模事業者持続化補助金

（4）セルフオーダー等ITツール導入
　　IT導入補助金
　　ものづくり補助金
　　小規模事業者持続化補助金

（5）インボイス対応
　　IT導入補助金
　　小規模事業者持続化補助金

では、次はこれらの補助金の概要と直近の締め切りをお伝えします。
なお、わかりやすくするため、情報をかなり省いています。
詳細はURLの公式サイトをご確認ください。

■飲食店が使える補助金の概要と締切は？

１．小規模事業者持続化補助金＜一般型＞
　（1）商工会地域
　https://www.shokokai.or.jp/jizokuka_r1h/index.html
　（2）商工会議所地域
　https://r3.jizokukahojokin.info/

　小規模事業社の販路開拓等の支援。
　つまり、メニュー作成やチラシ作成、印刷、ポスティングに使える。

　＜補助上限（補助率）＞
　（1）通常枠50万円（2/3）
　（2）賃金引き上げ枠 200万円（2/3）

　＜締切＞
　第12回　2023/6/1
　第13回　2023/9/7

　＜メモ＞
　スタッフ５人以下の小規模事業者のみ。
　インボイス特例の要件を満たすと＋50万円

２．ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金
　https://portal.monodukuri-hojo.jp/

　製品・サービス開発又は生産プロセス・サービス提供方法の改善に必要な設備・システム投資等を支援。

　＜補助上限（補助率）＞
　750～1250万円（一般枠 1/2～2/3、デジタル枠 2/3）

　＜締切＞
　15次　2023/7/28

　＜メモ＞
　新しい厨房設備や厨房の改装やセントラルキッチン構築をするつもりならチャレンジ。
　ITシステムOK。

３．IT導入補助金2023（通常枠）
　https://www.it-hojo.jp/

　業務効率化・売上アップのためにITツールを導入する経費の一部を補助。

　＜補助上限（補助率）＞
　A類型150万円未満、B類型450万円以下（1/2）

　＜締切＞
　2023/6/2（予定）

　＜メモ＞
　ポスレジや経理ソフト、セルフオーダー等に使える。

４．IT導入補助金2023（デジタル化基盤導入枠）
　https://www.it-hojo.jp/

　インボイス対応を見据えた企業間取引のデジタル化の一部を補助。

　＜補助上限（補助率）＞
　350万円（50万円以下3/4、50万円～350万円2/3）

　＜締切＞
　2023/6/2（予定）

　＜メモ＞
　インボイス対応のための各種ソフト、POSなど。

５．事業再構築補助金第10回（物価高騰対策・回復再生応援枠）
　https://jigyou-saikouchiku.go.jp/

　業況が厳しい事業者や事業再生に取り組む中小企業等の事業再構築を支援。

　＜補助上限（補助率）＞
　上限額1000 万円～3000 万円（1/2～2/3）
　＊従業員数により異なる

　＜締切＞
　2023/6/30

　＜メモ＞
　業態転換、大きなりニューアル等に使える。
　建物（改装等）も対象。補助金額も大きい。

６．外食産業事業成長支援補助金
　https://www.maff.go.jp/j/shokusan/gaisyoku/gaishokuseichoushien.html

　新たなサービスを提供するなどの前向きな取組や業態転換の支援。

　＜補助上限（補助率）＞
　1000万円（1/2）

　＜締切＞
　2023/5/31

　＜メモ＞
　利用用途は幅広い。業態ブラッシュアップ等に使える。建物費も対象。飲食業のみ。

▼まとめ
いかがでしたでしょうか？　今回は、５月１日時点での最新情報をお伝えしましたが、ご覧の通り、締切が迫っているものもございます。
興味がありましたら、すぐに動いてみてください。