【質問】webサイトの閲覧状況をより明確に確認する方法は?

WEB活用の教科書

今回の授業の先生



WEB活認定コンサルタント
新井 祐介(Arai Yusuke)

執筆コラム

今週の質問と回答

【Q】
Webサイトの分析のためにGoogleアナリティク
スを導入していますが、ページの中のどこまでを
実際に見られているかがはっきりとわからず困っ
ています。何か調べる方法はありますか?
─────────────────────
【A】
アクセス解析だけでは、ページのどこまでを見ら
れたか、ページ内のどこに注目が集まっているか
を知ることは難しいです。(ボタンについてはど
のボタンがクリックされたかを把握することは可
能ですが)。
─────────────────────
 
ページとして実際に表示されている内容の、どこがよく見られているか、またページのどの位置までスクロールして閲覧したかなど、アクセス解析だけでは把握することが難しい情報を見える化するツールが「ヒートマップ」です。
 
このツールを導入することで、ページ内の実際の要素に対し、どこがクリック・タップされているか、また、ページ内の離脱箇所を見える化することが可能となります。ヒートマップとアクセス解析を併用することで、ページ内の閲覧を妨げている要素の存在や、逆に予想していないクリックを引き出しているコンテンツが見つかるケースもあります。
 
ヒートマップツールも様々な種類があります。主要の機能については各サービスとも大きな違いはありませんが、料金体系はサービスごとにかなり差があります。
 
まずはヒートマップを体験してみたいという方は、昨年にマイクロソフトからリリースされたヒートマップツール「Microsoft Clarity」(https://clarity.microsoft.com)をお勧めします。
 
ヒートマップツールとしての標準的な機能を一通り備えながらも、現状では無料での利用が可能です。また、ヒートマップに加えてユーザーの行動を記
録するレコーディングも可能で、これまで難しかった各ユーザの具体的な閲覧行動を把握することも可能です。

ヒートマップの導入を検討される場合は、ぜひこのMicrosoft Clarityも合わせて検討すると良いでしょう。

皆様のwebサイトを活性化させるためのヒントとしてご活用頂ければ幸いです。

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