WordPressサイトをお手軽に「引っ越し」するには
今回の授業の先生
WEB活認定コンサルタント
川端 俊之(かわばた としゆき)
執筆コラム
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「ホームページで売上や集客を増やしている企業と、増やせていない企業の境い目はこんなところにあった」というお話です。
今週の授業
あなたのサイトはWordpressで作られていますか?
私が支援させていただいているクライアント企業は社員数10人~30人くらいの中小企業が多いのですが、ほとんどの企業がWordpressを使用しています。
近年、Googleでは閲覧者がストレス無く、よりよい情報を閲覧できるサイトを評価するため、サイトの表示速度が評価の大きなポイントになってきています。
Wordpressサイトは動的サイトと呼ばれ、ページを表示する度にサーバーのDBにアクセスして表示するページを構成してから表示するという仕組みになっています。
このため、サイトの表示速度がサーバーの処理能力に左右されることになります。
これを改善するためにサーバーの移行(引っ越し)を考えるクライアント企業も多くなってきました。サイトを丸ごと別のサーバーに引っ越しするケースです。
さて、ドメインやコンテンツURLなどは変更せずに、どうやって別のレンタルサーバーに引っ越せば良いと思います?
「そんなこと、外注(制作会社)がやることなのでどうでもいいよ」という、あなたは「処理能力の高いサーバーに引っ越せばサイトのスピードが上がるんだな」ということを頭にインプットして頂いて、以下の記事は読まなくて結構です(淋しいですが・・・)
「むむっ!」とアンテナにピンときたあなたは、読み進めてみてください。
まず、真っ先に思いつくのがバックアップからの復元でしょうか。
バックアップでは「BackWPup」というプラグインが有名なんですが、肝心の復元には「FTP」を使ったりするので、ハードルが高いんですよね。
なので、WEB活ではWordpressのプラグイン「UpdraftPlus」をおすすめしています。
このプラグインは復元が簡単にできるので、おすすめしているのですが、引っ越しなどで復元先を別サーバーにした場合、DBのバージョンなどが異なっていると復元できません。
この場合は有料で追加機能を購入すれば対応できるそうです。
同一サーバー上でバックアップ→復元するのであればおすすめなんですが移転となると、ちょっと弱いですかね。
あと、「引っ越し」ではなくて同一のサーバー上にサブドメインを使ってテスト環境を作るなんて場合は使えるのですが、復元後、URLなどを自力で修正する手間がかかります。
そこで、おすすめなのが「All-in-One WP Migration」というプラグイン。
Webサイトを構成するデータ(テーマ・プラグイン・画像・記事や各種設定などデータベースに格納された情報)をボタン一発でエクスポート・インポートすることが出来ます。
更に、このプラグインの凄いところが、引っ越し先の URLを設定したりリンク URLを書き換えたりするのもプラグイン側で自動的にしてくれるので難しいことは一切ないのです。
引っ越しの手順としては、これだけ。
1)移転元のサイトにプラグインをインストールして、ファイルにエクスポート
2)移転先のサーバーにWordPressをインストール後、プラグインをインストールしてインポート
実際にやることはプラグインをインストールしてボタンを押すだけなんです。
ただし、1点だけ注意が必要です。
小規模なシングルサイトであれば無料版で問題なく利用できるのですが、エクスポートしたファイルサイズが「512MB」以上の場合、インポートができません。
この場合は、有料で容量制限を増やす拡張機能を購入する必要があります。確か60ドルくらいです。
かなり便利なので、容量オーバーした場合は、購入しても十分価値があるプラグインだと思います。
Wordpressサイトの「引っ越し」を考えている、あなた。
まず、練習で同一サーバーにテスト環境を作るのに試してみてはいかがでしょう。
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