自社のホームページに載せる製品写真って、スマホで撮影してそのまま載せるのはダメなんですか?

WEB活用の教科書

今回の授業の先生



WEB活認定コンサルタント
並木 博(なみき ひろし)

執筆コラム

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今週の質問と回答

【Q】
自社のホームページに載せる製品写真って、スマホで撮影してそのまま載せるのはダメなんですか?
─────────────────────
【A】
ここ数年のスマホのカメラはとても高性能なので、手ブレ補正や明るさの調整などを自動で行ってくれて今まで写真に詳しい人やプロでなければ撮影が難しかった被写体も簡単に撮れるようになりました。
また、撮影できる画像のサイズがとても大きくなり4K画像(横3840×縦2160ピクセル)程度のサイズは普通に初期設定されているはずです。
ここではスマホで撮影した写真に対し、掲載前に最低限やってほしいことを3つご紹介します。
  
1)画像サイズを調整しよう
まずは自分の使っているスマホのカメラアプリで写真の画像サイズを確認しましょう。
ただ、画像サイズが大きくても、カメラアプリの設定は変えなくても良いです。
撮影した写真のサイズは大きい方が後で使い道が拡がるからです。
  
画像もデータなので、見た目の画像のサイズが大きいとファイルサイズも大きくなります。
(画像の形式や圧縮率などにもよりますが)
WEBサイトに掲載された画像を読み込むとき、サイズが大きいと読み込むデータも大きいことは分かりますよね。
つまり、大きな画像(大きなデータ)は「表示が遅い」という現象につながります。
そして、表示が遅い事は「SEOに良くない」という事につながります。
ちなみに、一般的なノートPCの画面のサイズはフルHDと同じ横1920×縦1080ピクセルが多いです。
スマホで撮った4K画像の横3840×縦2160ピクセルでは、ものすごく大きい、悪く言うと無駄に大きいということが分かると思います。
つまり、撮影した画像は、縮小またはトリミング(部分的に切り取り)するなどして小さく加工する必要があるということです。
  
2)トリミングしよう
スマホで撮影した写真は、撮影時に構図をしっかり調整して撮ったのであれば、きれいに収まっている写真となっていると思いますが、そういった写真ばかりではないと思います。
そんなときは、必要な箇所だけを切り取って使う必要があります。
わざと被写体の一部だけ切り取って見せたり縦横比を調整したりと、トリミングで様々な事ができます。
切り取ると画像は小さくなるので、元の画像はサイズが大きい方が便利ですよ。
  
3)色味や明るさを修正しよう
撮影してみたものの、肉眼で見るより写真が暗かったり、色や雰囲気が違っているなんてこともよくあります。
正確な色や雰囲気を伝えるためには、色味や明るさ、コントラストなど様々な調整を行う必要があります。
特に、明るさは用途によってしっかり考えて調整しましょう。
  
  
最近はスマホアプリや無料のWEBアプリなどでも画像の編集ができるものがたくさんあるので、スマホで撮影した画像をそのまま掲載している方はぜひ画像を加工して掲載してみてください。
  
  
この記事が、少しでも皆様のお役に立てば幸いです。

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