インターネット広告の種類を把握し、自社にマッチした媒体を選ぼう!

インターネット広告

インターネット広告と一口に言っても、掲載方法やリーチできる範囲、ターゲットの属性、課金方法など様々な種類があります。広告出稿の際には、各々の特徴を把握した上で、自社の広告出稿の目的や顧客ターゲットにマッチした効果的な媒体を選択することが重要となります。

自社にマッチした効果的な媒体を選ぶ

自社にマッチした効果的な媒体を選ぶ

インターネット広告の主な課金形態

インターネット広告の課金形態には様々な種類がありますが、「表示されたら」「クリックされたら」「成約したら」「インストールされたら」といったアクションが発生したタイミングで課金される形態が主流となっています。以下に主な課金形態を紹介します。

インプレッション課金型広告
インプレッション課金型広告とは、広告の表示(インプレッション)回数ごとに料金が発生するタイプの広告のことです。多くの場合、1000インプレッション単位で課金が行われ、1000インプレッション単位の配信単価のことをCPM(Cost Per Mille)と呼びます。
インプレッション課金型広告の代表的な例としては、バナー広告が挙げられます
クリック課金型広告
クリック課金型広告とは、広告がクリックされた回数ごとに料金が発生するタイプの広告のことです。広告が表示されただけでは料金は発生せず、クリックされリンク先のページにジャンプした時点で料金が発生します。クリック1回あたりの料金のことをCPC(Cost Per Click)と呼びます。
クリック課金型広告の代表的な例としては、Google AdwordsやYahoo!プロモーション広告といったリスティング広告が挙げられます。
成果報酬課金型広告
成果報酬型広告とは、商品購入や資料請求などの最終成果の発生件数に応じて料金が発生するタイプの広告のことです。広告を見た人がリンク先のページにアクセスし、商品購入などあらかじめ設定された最終成果が発生した時点で料金が発生します。最終成果により発生する広告単価のことをCPA(Cost Per Action)と呼びます。
成果報酬課金型広告の代表的な例としては、アフィリエイト広告が挙げられます。
インストール課金型広告
インストール課金型広告とは、スマートフォンの利用者が、広告をタッチしてアプリのダウンロードサイト(App Store、Android Market)へ移動し、 指定のアプリをインストール・起動することで料金が発生するタイプの広告になります。アプリのインストール・起動により発生する広告単価のことをCPI(Cost Per Install)と呼びます。
インストール課金型広告の代表的な例としては、Facebook広告やTwitter広告といったソーシャルメディア広告が挙げられます。

インターネット広告の種類

インターネット広告は、掲載の仕組みによって様々な種類に分けられます。代表的な広告の特徴についてご紹介します。

リスティング広告
GoogleAdWords
yahooプロモーション広告

リスティング広告とは、検索連動型広告とコンテンツ連動型広告という2つの種類の広告をまとめて呼ぶ言葉です。リスティング広告では、広告を掲載するキーワードを選択出来る為、購買意欲の高いユーザーに向けて広告を出稿することが可能です。
検索連動型広告は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、ユーザーが検索したキーワードに関連した広告を検索結果画面に表示させる広告です。ユーザーが検索するキーワードは、ユーザーのニーズを表したものと考えられます。その為、ニーズを持った見込顧客に対して適切なメッセージを広告として発信することが可能です。
コンテンツ連動型広告は、個人・法人のWebサイトやブログなどを分析して、そのテーマと関連性の高い広告を表示させる仕組をもった広告です。コンテンツと関連性の高い広告を表示させることが出来る為、通常の広告よりも効果を上げることが可能です。

リスティング広告の代表的な配信事業者はGoogleとYahoo!JAPANで、以下の配信サービスを提供しています。

Googleが提供するリスティング広告
検索連動型:「検索ネットワーク」
コンテンツ連動型:「Googleディスプレイネットワーク(GDN)」
Yahoo! JAPANが提供するリスティング広告
検索連動型:「スポンサードサーチ」
コンテンツ連動型:「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)
アフィリエイト広告
A8.net
VALUE COMMERCE

アフィリエイト広告は、成果報酬型の広告手法です。設置された広告を通して、商品購入や資料請求など発生した最終成果件数に応じて費用が発生します。アフィリエイト広告を出稿する際は、複数のパートナーサイトを束ねているアフィリエイトサービスプロバイダー(ASP)と契約を行い、パートナーサイトやメールマガジンに広告を掲載してもらいます。
主なアフィリエイトサービスプロバイダーとして、A8.net、Value Commerceなどが挙げられます。

動画広告
YouTube
ニコニコ広告

動画広告は、動画共有サイトなどで扱われる視聴型の映像広告で、視聴者が選択した動画が再生される前に数秒から数十秒間表示されます。映像を直接クリック、或いは映像が終了した後に目的のWebサイトへ誘引します。テレビCMと同様に企業のブランディングにも活用されています。また、2015年のネット動画広告の市場規模は、前年比160%の506億円と急激に伸びています。
動画広告の主な配信サービスとして、YouTube(TrueView Ads)、ニコニコ動画(ニコニコ広告)などが挙げられます。

ソーシャルメディア広告
facebook
twitter
instagram

ソーシャルメディア広告は、ソーシャルネットワーク上の友人とのつながりを利用して、情報を広める仕組みを備えた広告です。ソーシャルネットワークに登録された個人のデータをもとに、ユーザー属性や興味関心などから、ターゲティングを非常に細かく行えることが特徴です。課金体系は、クリック課金やインプレッション課金などの組合わせによるものとなっていますが、リスティング広告と比較して、現状出稿者が少ないことからクリック単価は低い傾向にあります
現在、Facebook、Twitter、Instagramといったソーシャルネットワークで、セルフサーブ(運用型)方式による広告出稿が可能となっています。

メール広告

メール広告は、ターゲットに向けて電子メールとして配信される広告です。メールアドレスデータを保有している媒体が取り扱っており、インターネット普及初期から使われている広告手法です。広告形態としては、年齢・性別や興味・関心などの条件から配信ユーザーを絞り込める「ターゲティング広告」や、媒体が発行するメールマガジンに広告を挿入する「メールマガジン広告」などがあります。
広告はテキストベースや画像が用いられ、リンク先となるURLを設置するのが一般的です。

バナー広告

Webサイト上に画像やFLASHを用いて表示される広告です。インターネットが登場した初期の頃に、スタンダードとなった広告手法で、画像やFLASHによる豊かな表現力によって、認知拡大に利用されます。
ユーザーセグメントがされた特定のWebサイトへダイレクトに出稿したい場合などに用いられます。