【質問】問い合わせフォームから大量のスパムメール。どうすればよい?

WEB活用の教科書

今回の授業の先生



WEB活認定コンサルタント
桑原 篤史(くわばら あつし)

執筆コラム

今週の質問と回答

【Q】
ホームページの問い合わせフォームから大量のスパムメールが届くようになりました。どのように対応すれば良いでしょうか?
 
【A】
ホームページの問い合わせフォームからある日突然大量のスパムメールが届くことがあります。

実際に1日数百件以上受信することもあります。みなさんの中にも、実際に被害にあって対応に困った経験のある方がいるのではないでしょうか?

そんなときの対応方法についてお答えします。
 
 
まず初めに行わなければならないことは、スパムメールを受信しないようにすることです。

たとえば、以下のような対応です。

  • 問い合わせフォームの設置ページを非表示にし外部からアクセスできないようにする。
  • メールフォームを停止させて「メンテナンス中」などのメッセージを掲載する。

スパムメールが大量に届くことで、そのメールを削除する手間も掛かりますし、重要な顧客からのメールを見落としたり誤って削除してしまうなど業務に支障が出ないようにします。

そして迷惑メールが届かなくなってから対応を行っていきましょう。

対応方法はいくつかありますので、今回は比較的簡単にできる問い合わせフォームでの対応について説明します。
 
01入力フォームに必須項目を作成する

氏名やメールアドレスなど、いくつかの入力項目を必須入力にします。またフォームの最後に、送信確認用のチェックボックスを付けるというのも有効です。

必須項目を設けることで未記入状態での自動送信を防ぎます。
 
02確認画面を設置する

送信前に確認画面を設置することで送信までにワンステップ入れることができます。

01の必須項目の作成と同じですが、一段階いれることでことで自動送信ができなくなります。
 
03reCAPTCHAを設置する

3つ目はGoogleが提供している「reCAPTCHA」を設置する方法です。

reCAPTCHAはサイトにアクセスを試みる悪質なbotを遮断する機能です。

メールフォームの最後に「私はロボットではありません」というメッセージにチェックボックスがついているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか?
 
以上、3つの対応方法を説明しました。
 
対応時の注意点は過剰な対策を行わないことです。たとえば、・の必須項目が有効だということですべての入力項目を必須にしてしまった場合、お客様はどう感じるでしょうか?
 
入力項目が多く、面倒だと思われてしまったら、せっかくの見込み客が離脱してしまう可能性が高まります。
 
スパムメール対策をすることで本当のお客様を逃してしまうようでは意味がありませんので注意しましょう。
 
現時点でまだスパムメールなどの被害がなくても、早めに対応し備えておくことお勧めします。

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