ページの表示速度をチェック、改善しよう
今回の授業の先生
WEB活認定コンサルタント
桑原 篤史(くわばら あつし)
執筆コラム
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今週の授業
皆さんは、自社で運営しているWebサイトの表示速度をチャックしたことがありますか?
ご自分が検索結果からサイトを訪問したとき、表示速度が遅く、ストレスを感じたり他のサイトに移動してしまったことがありませんか?
特に屋外でモバイル端末からのアクセスの時に表示が遅いと感じた経験がある方も多いのではないでしょうか?
それが自社のサイトだったらどうでしょう?
ユーザーに少しでも快適にサイトを訪問してもらうためにページの表示速度は非常に重要です。
▼なぜページの表示速度改善が必要か?
ご自身で表示が遅くストレスを感じた経験がある方ならばすでにおわかりだと思いますが、ページの表示速度が遅いということは、ユーザービリティの低下から、アクセス数が減少したりそのページの離脱率が高くなるなど、結果として良くない影響が出てくることになります。
もしかしたら気づいていないだけで、表示が遅いことにより多くの見込み客を逃している可能性があります。
その裏付けとしてGoogleは、ページが表示されるまで3秒以上かかると、53%のユーザーはページから離脱するというデータを発表しています。
また、ページの反応が0.5秒遅くなるとアクセス数が20%低下するという調査結果もあります。
このようにページの表示速度というのは非常に重要で、実際のサイトの成果にも影響があることがおわかりりいただけると思います。
▼サイト(ページ)の表示速度の調べ方
一つ目はGoogleが無料で提供している「Google PageSpeed Insights」というツールです。
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja
調査するURLを入力し「分析」ボタンを押すだけで簡単に調べることができます。
併せて改善項目についても提案してもらうことができるのでぜひ活用してください。
もう一つ、アクセス解析ツールGoogleアナリティクスを利用していれば【行動>サイトの速度】から確認することができます。
ページビューの多い順、離脱率の高い順など改善の優先順位を決めるためにも有効なデータです。
▼SEOへの影響は?
Googleは2018年7月からモバイル検索の順位を決める要素としてページの読み込み時間を採用しています。
今のところ影響を受けるサイトは本当に遅いサイトだけということで、通常に運用できているサイトであればほとんど影響は受けていないと思います。しかし、今後重要度が上がってくることは間違いありません。
▼改善への取り組み
Google PageSpeed Insightsで調査すると改善できる項目が多く提案されます。全てを行う必要はありませんが、できることから取り組んでいきましょう。
主な項目と対策:
■画像サイズの最適化・軽量化
掲載画像を適切なサイズに変更する。
画像を圧縮して軽量化を図る。など
■CSS、JavaScriptを圧縮し最適化
自動で圧縮してくれるツールなどを活用し軽量化を行う。
■ブラウザのキャッシュを活用
CSS、JavaScript、画像ファイルなどをブラウザにキャッシュする設定を行う。
この3つの改善を実行することで表示速度がかなり改善されるのではないでしょうか?
▼まとめ
ページの表示速度は、検索順位への影響だけでなくユーザビリティの向上にもつながる重要な内容です。まずは自社のサイトがどうなっているのか調べて現状を把握しましょう。
改善の提案内容を見ると難しく感じてしまう項目が多いですが、上記のように比較的簡単に改善できる項目もあります。
速度スコアが低く、遅いと感じた時には、できることから対応し、表示速度の改善に取り組んでいってください。
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