ビジネスにWEBを活用するということ

ビジネスにWEBを活用するということあなたの会社は成長していますか?

なぜこんなことを聞くのかというと、「成長していない会社」はマーケティング(儲ける行動)に投資できていない可能性が高いからです。

「成長している会社には成長のステップがある」

これは成長している会社の経営者に確認すると、みなさん「そうだね」というのです。
そのステップをご紹介しましょう。

会社が斉唱するステップ

ポイントは、お金の使い方です。基本的にお金の使い方には「投資」と「費用」という考え方がありますよね。ステップ2のマーケティング(儲ける行動)で得た利益を何に投資するかが大きなポイントなのです。よくある失敗は、この利益で必要も無いのに事務所を広くしたり、社用車を買ったり、「費用」として使ってしまうケース。成長している会社は、必ずといって良いほど、得た利益は再び、マーケティング(儲ける行動)に投資しているのです。あなたの会社は、どうでしょうか?

WEBをビジネスに活用して結果を得るということはマーケティング(儲ける行動)の部分にWEBを活用するということになるので、WEBに投資するという考え方と実際の行動が伴わなければWEB活用によって利益を得ることは難しいのです。

この感覚を持つことが、WEB活用において利益を出すことができるか否かの、大きな分かれ道になります。これまでにコンサルタントとして相談を受けた中小企業で成果が全くあげられていない企業の共通点でもあるのです。

WEBサイトは店舗であり、企業そのものです。店舗のレイアウト、品揃え、接客、マナー、広告宣伝などリアルで考えられる取り組みをインターネットという場所で展開するというだけ。当たり前のことなのですが、こんな大事な戦略を高いコストを支払って外注であるWEBサイト制作会社に頭からお任せしている中小企業のなんと多いことしょう。

制作会社にあなたの会社の何が解るのでしょうか?あなたの会社のお客様の顔が果たして見えるのでしょうか?あなたの会社にしか解らないことですよね。

ビジネスにWEBを活用して収益を向上させよう、売上げを増やそうと考えているのであれば、インターネットやITは解らないという理由で業者任せの他者依存になることは、今すぐやめた方が良いのです。

その上で、WEBでビジネスを展開するに当たって、知っておかなければならない6つの特性があるので、ご紹介しておきます。この特性は「はあーん」とただ、うなずくだけではなく、あなたの府に落ちると、どうやってWEB活用すればよいかの有効な判断材料になるはずです。

WEBの6つの特性

その1.店舗の中にお客さんはひとり

たとえば、町の雑貨屋に入れば、その場には商品を手にとっている、あなたとは別のお客さんがいるし、店員に説明を受けているお客さんもいますよね。セール品の前に群がっているお客さんもいるでしょう。しかし、WEBサイトでは、そんなお客さんを見ることはないのです。あなたのWEBサイト(店舗)に訪れているお客さんはひとりぼっちでウインドウショッピングしているようなものなのです。そして、そこには店員もいない。お客様との接点(コミュニケーション)は基本的には文字情報・画像情報だけなのです。

その2.店舗がどこにあるか気付かない

駅前にラーメン屋が新装開店する場合、数ヶ月前からその場所にラーメン屋がオープンする事は、店づくりをしている前を通っていればわかるものですよね。実際に開店するとお客さんは、どんなものかと足を運んでくれます。しかしWEBサイトの場合は、そんなわけにはいきません。世界に数十億のサイトがあり、日本だけ(jpドメイン)でも数千万単位のWEBサイトが存在しているのです。
誰も、あなたの店の前を通らないインターネットの世界で、あなたのWEBサイトがオープンしたことをどうやって知るのでしょう。ただオープンしただけでは誰も気がつかないのです。

その3.興味に合わなければ3秒で去る

オープンを知らせて、やっとお客さんが、あなたのWEBサイトにやってきました。しかし、お客さんが探していた物が目の前に飛び込んでこなければ、3秒もかからず、他のサイトにいってしまいます。リアルな店舗のように、店員に訪ねたりはしないのです。

その4.お客様は1品を求めてくる

あなたも、インターネットで物を買ったりサービスを申し込んだりした経験があるでしょう。ほとんどの場合、欲しいものは決まっていて、その一品を求めて、色々なサイトを比較検討して最終的に購入や申し込みをします。WEBサイトは受け身の情報媒体なので、選択はお客さんがするのです。店員が接客することはできないのです。だから、基本的には1品を比較検討するためにやってくるのがインターネットの常識です。

その5.見込み客は「キーワードで検索」する

1品を求めてやってくるお客様(見込み客)がやってくる経路は「検索」です。ネット広告から来るにせよ、検索結果から来るにせよ、圧倒的に多いのは「キーワード検索」なのです。「ニーズ」は「キーワード」になるということですね。

その6.1回の訪問で買う確率は低い

一般的に知られていない中小企業のWEBサイトに、見込み客が検索や広告、SNSなどをたどってやってきても、残念なことに、初めて訪れたお客様が購入する事は無いと考えた方が自然なのです。何の信用もなく、情報や写真しか無い手で触ることもできない商品を購入する方がどうかしているとおもいませんか。リアルともっとも異なる部分ですね。

どうでしょう。「店舗」を「WEBサイト」と読み替えて理解していただければ、リアルな店舗の状況との違いが解っていただけると思います。
ここで、更にあなたの考えを後押しするため、最後にWEB活用の圧倒的なメリットは何なのかを整理してみますね。

WEBサイトの特徴 -全てのマーケティングの落としどころ-

今では当たり前になってきてますが、テレビCMでまで「詳しくは○○○で検索」とか「お申込みはWEBで」とか、マーケティングの受け皿としてWEBサイトに誘導していることにお気づきでしょうか。

「なんでWEBサイトに落とし込むとよいのでしょう?」

全てのマーケティングの落としどころ

その答えは簡単なんです。

考えてみてください。広告の王様であるテレビ広告でも広く多くの人にはアピールできますが、30秒程度の情報を伝えることしかできません。そして30秒過ぎてしまえば、そこには次のCMが流れてきてしまうのです。だから何度も何度も繰り返し伝えることが必要になり、コストも大きく掛かってきます。

ラジオ広告も新聞広告、DM広告なども基本的に広告は一過性の性質を持っています。これに対してWEBサイトは受け身の媒体で「少ない費用で」「24時間」「誰に対しても」「同じクオリティで」「情報提供できる」のです。こんな媒体を使わない手はないですよね。これが分かっているからテレビCMを展開している大手企業までも、WEBサイトを受け皿にして活用しているのです。

さて、あなたは、【6つの特性】と【WEBサイトの特徴】を「腑に落とした」上で、どのようにWEBを活用するか、考えが広がったでしょうか?