【質問】サーバーの移転で特に気をつける注意点はありますか?

WEB活用の教科書

今回の授業の先生



WEB活認定コンサルタント
桑原 篤史(くわばら あつし)

執筆コラム

今週の質問と回答

【Q】
サーバーの移転を検討しています。特に気をつける注意点はありますか?
─────────────────────
【A】
移転先サーバーによって手順や注意点はは多少変わってきますが、一般的なサーバー移転の手順や移転時の注意点について解説します。
─────────────────────
 
→サーバー移転の手順

  1. 現在利用しているサーバーの契約期間を確認してください。サーバー移転時にWebサイトが表示されない、メールが利用できないなどのトラブルと防ぐために並行稼働期間が必要です。契約期間が短い場合は契約延長が必要です。
  2. 移転先サーバーの契約を行います。
  3. 移転先サーバーで移行の準備を行います。具体的にはWebサイトのデータ移行、メールアカウントの作成などです。Webサイトの表示崩れ、動作確認などを行い問題がないか確認します。
  4. PCのメールソフトの設定を行います。送受信サーバーが変更になるのでメールソフトにアカウントを追加します。
  5. 移行先サーバーの環境が完了したらネームサーバー(DNS)の切り替えを行います。切り替えには数日かかることがありますが、並行稼働期間があれば新旧どちらかのサーバーに接続するので問題はありません。
  6. 移転が完了したら旧サーバーの解約手続きを行なってください。

 
サーバー移転と同時にドメイン移管を行う場合は、4番の後に移行手続きを行います。
 
→サーバー移転時の注意点
手順を間違えなければ大きな問題は発生することはないと思いますが、いくつか注意点があります。
 

  • 手順にも記載しましたが、サーバー移転時には必ず並行稼働期間を設けてください。Webサイトが表示されない、メールが送受信できないなどのトラブルを防止するためです。
  • DNS切り替え前に必ず確認作業を行なってください。主なチェックポイントは下記になります。
    -移行すべきデータがすべて移行できているか?
    -Webサイトの表示崩れがないか?
    -CMSやメールフォームの動作は問題ないか?などです。

 
→最後に
利用しているサーバーや環境によっては上記以外にも多くの作業が発生することがあります。
WordPressでは移行を手助けするプラグインもありますし、移行作業代行を行なっているサーバーもありますのでよく確認してみてください。
作業に不安がある場合は、お付き合いのある制作会社などに相談し、作業を依頼したほう早くスムーズに進むと思います。
サーバーの移行は手順は複雑ではありませんが、一つ間違えると大きなトラブルが発生する可能性ありますので、手順を守り慎重に進めるようにしてください。
 
※移転作業を行う前に必ず移転先サーバーのマニュアル等を参照し手順などを確認してください。

-->「WEB活用の教科書」バックナンバーを見る

無料メルマガ「WEB活用の教科書」購読申し込み

お名前とメールアドレスと入力して[無料メルマガを購読する]をクリックすると、中小企業~個人事業主がWEBを活用してビジネスを展開するために必要なノウハウをお届けする無料メルマガ【WEB活用の教科書】を毎週水曜日にお届けいたします。いつでも配信解除ができますので、お気軽にご購読ください。

    氏名 必須

     

    メールアドレス 必須