Google Search Essentials となりました
今回の授業の先生
WEB活認定コンサルタント
五島 一輝(ごしま かずてる)
執筆コラム
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今週の授業
皆様にとってなじみの深いGoogleウェブマスター向けガイドラインが、Google Search Essentialsに変わりました。日本語では、「Google 検索の基本事項」です。
新旧どちらの名称が分かりやすいかはさておき、構成や内容にいくつかの変更があります。
まずは、構成面ですが、ウェブマスター向けガイドラインでは、概要ページの他、「一般的なガイドライン」と「品質に関するガイドライン」という2つのガイドラインがありました。これが、Google 検索の基本事項では、下記3つの構成に変更となりました。
内容の変更は、各構成の中でお伝えしていきます。
1.検索の基本事項
ウェブマスター向けガイドラインの概要ページに代わるものです。
別セクションとなっている「技術要件」と「スパムに関するポリシー」の概要の他、主なベストプラクティスに関する記述が追加され、そこに、サイトのSEOを改善するための方法が示されています。
SEOに携わる人にとって基本的ではありますが、以下のような重要なプラクティスが示されています。
主なベストプラクティス
- 有用で信頼性の高い、ユーザー重視のコンテンツを作成する。
- ユーザーがコンテンツを検索するときに使われる可能性のある単語を選んで、これらの単語をページ上の目立つ場所(ページのタイトル、メインの見出しなど)や、わかりやすい場所(代替テキスト、リンクテキストなど)に配置する。
- リンクをクロールできるようにして Google がページ上のリンクを使ってサイト内の他のページを検出できるようにする。
- サイトに関する情報を発信する。自分のサイトで紹介しているサービスや製品について、同じような志向の人々と交流できるコミュニティに参加する。
- 画像、動画、構造化データ、JavaScript、などの他のコンテンツがある場合、それぞれのベストプラクティスを実践し、ページのこのような部分もGoogle に提示するようにします。
- サイトに適した機能を有効にすることで、Google検索でのサイトの表示を促進します。
- 検索結果に表示したくないコンテンツがある場合や完全なオプトアウトを希望する場合は、適切な方法でGoogle 検索でのコンテンツの表示を管理します。
2.技術要件
Google検索で表示されるための必要最低条件が記載されています。「Googlebot がページを検出してアクセスできること」「ページが機能していること」「インデックス登録可能なコンテンツがページに含まれていること」の3点について、詳細が示されています。技術要件は必ず守りましょう。
3.スパムに関するポリシー
ウェブマスター向けガイドラインの品質に関するガイドラインに代わるものです。
より正確でわかりやすい表現に改訂されています。いくつか加えられた点もあります。
例えば、ポリシー違反として「誤解を招く機能」の例が追加されたり、「ランキングの降格や削除につながる可能性のあるその他の行為」などの項目が追加されたりしています。
知識の整理、確認のためにも、一読して見るといいでしょう。
「Google 検索の基本事項」に名前が変わってもSEOにとっての重要性は不変です。
内容の正確性や分かりさがアップしましたので、これを機に、コンテンツの内容充実に取り組んでほしいというGoogleから皆様へののメッセージだと理解すれば、むしろ、重要性は増していると言えるでしょう。
「Google 検索の基本事項」の改定が、今あるサイトを見直すためのいい機会になると考え、実際に見直しを進めてみてはいかがでしょう。
このメルマガを、皆様のサイト改善のきっかけとしてお役立ていただければ幸いです。
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