ユニバーサルアナリティクスのデータは今後どうなるのか?
今回の授業の先生
WEB活認定コンサルタント
桑原 篤史(くわばら あつし)
執筆コラム
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今週の授業
ご存知の通り、2023年7月1日でユニバーサルアナリティクス(以下、UA)のデータ計測が終了し、GA4へ移行されました。
無事に移行作業は終わっているでしょうか?
UAとGA4ではデータの測定手法や指標が変わっており、UAのデータや設定を引き継ぐことはできません。
UAに設定していたコンバージョンやイベントなどもあらためてGA4で設定しなければなりません。
そこで疑問として思うのは、UAのデータはいつまで見ることができるのか?その後のデータはどうすれば良いのか?ということです。
今後のUAデータの取り扱いについて解説します。
▼UAのプロパティはいつまで閲覧できるのか?
Googleは「2023年7月1日以降は、この日よりも前にユニバーサル アナリティクスプロパティで処理されたデータに、少なくとも 6 か月間アクセスできます」と発表しています。
さらに「数ヶ月以内に、UAプロパティのサーポート終了日についてお知らせする予定です。」というあいまいな表現で具体的な時期は明言していません。2023年12月までアクセスできるということは決定しているようです。
近々、正式な発表があると思いますが、2024年以降はいつまでUAのデータが見ることができるのかかわからない状況です。
Googleのサポートが終了すれば、これまで収集してきたデータを閲覧することができなくなってしまいます。
過去のUAのデータを見るかもしれないという場合は、自らUAデータのバックアップを取り保存しておく必要があります。
Googleも「この機会に過去のレポートをエクスポートすることを強くおすすめします。」と発表しています。
▼バックアップデータは必要か?
そもそもバックアップデータは必要なのでしょうか?
UAは導入していたけどアクセス数しか見ていなかったなどほとんど活用していなかった場合はバックアップの必要はないでしょうか?
それに対して、これまで色々な改善や施策を行ってきた場合、改善の効果を見ることができなくなってしまいます。
例えば、過去に実施したキャンペーンのページの閲覧数や目標達成数などのデータが把握できない場合、同様のキャンペーンを計画する前に効果を予測することができず、実施後に過去の施策と比較して効果を評価することもできません。
今まではあまり活用してこなかったがこれからはGA4のデータを活用していきたいという場合も過去のデータは重要なのでバックアップを取得しておいた方が良いでしょう。
▼最後に
ここまでUAからGA4への移行という作業を行ってきたと思います。
GA4に切り替わりましたが、これまでのUAデータは皆さんがWebサイトを運営してきた成果でもあります。
今は必要ないと思っていても、どこかの時点でバックアップをとっておけば良かったと思う場面があるかもしれませんので、できることならバックアップデータを取得して保存しておくようにしましょう。
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