ノーコードツールでWeb制作に挑戦しよう

WEB活用の教科書

今回の授業の先生



WEB活認定コンサルタント
桑原 篤史(くわばら あつし)

執筆コラム

今週の授業

皆さんの企業や店舗のWebサイトは誰がどんなツールで誰が制作していますか?
Webサイトは制作会社に依頼して制作してもらうものものと思っている方が多いと思いますが、実はWebサイトをノーコードで制作できるツールが数多く存在することをご存知でしょうか?
ノーコードとはプログラミングなしでアプリ開発やシステム構築ができるサービスやツールのことです。
WebサイトもHTMLやCSSなどの専門知識がなくても制作ができます。
 
▼代表的なサービス(特定のサービスを推奨しているわけではありません)

  • Webサイト:「ペライチ」「Wix」「STUDIO」などは日本でも有名なツールです。
  • ECサイト:「BASE」「shopify」「STORES」などがあります。

 
他にもいろいろなツールがありますので確認してみてください。
 
Webサイト制作をノーコードツールで行うメリット、デメリットを考えてみます。
 
▼メリット

  • 簡単な操作でデザイン性の高いWebサイトを制作できる
    →多くのサービスはおしゃれなデザインテンプレートが準備されている。
  • 制作費用(外注費)を削減できる。
    →すべて社内での構築作業が可能。
  • 制作期間を短縮できる。
    →簡単な構成のサイトなら1日で制作・公開することが可能。
  • 無料もしくは安価な費用で利用できる。
    →無料で利用できるツールも多いので気軽にお試しができる。(広告表示や機能制限などあり)

 
▼デメリット

  • デザインやレイアウトの自由度が低い。
    →テンプレートに依存したデザインやレイアウトになる。
  • 無料版は機能制限や広告表示がある。
    →無料プランの場合、独自ドメイン利用不可やサービスのロゴマークが表示されるなどの制限がある。
  • 開発環境がサービスに依存している。
    →万が一サービスが終了した場合、データが消える可能性がある

 
▼ツールの選定
ツールの選定方法ですが、制作前にWebサイトの目的を明確にしておきましょう。
どんなWebサイトを制作するのか?どんな情報を掲載してユーザーに何をしてもらいたいのかを整理しておきましょう。
目的に応じて、必要な機能を洗い出し、実現できるツールを選定してください。
デメリットに記載しましたが、無料プランの場合、多くのツールは機能制限や広告表示などがありますので、有料プランの料金も確認しておきましょう。
 
▼最後に
ノーコードツールを利用すれば自社内で早く簡単にWebサイトを制作することが可能となります。
複数ページWebサイトとなるとある程度の制作期間は必要と思いますが、例えば、簡単なキャンペーンサイトや商品専用サイトなどであれば、即日制作し公開、公開後修正を行なっていく、といったスピーディーな対応が可能になります。
ぜひ、いろいろなツールを試してノーコードのWebサイト制作に挑戦してみてください。

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