GA4導入時に必ずチェックすべき設定項目3選

WEB活用の教科書

今回の授業の先生



WEB活認定コンサルタント
廣木 秀之(ひろき ひでゆき)

執筆コラム

今週の授業

いよいよGoogleアナリティクス(UA)が終了し、GA4に切り替わるタイミングとなってまいりました。
  
今年の7月から切替となるため、多くの企業ではこれまで切替作業を行ってきたと思います。
  
しかしながら、多くの企業が漫然とGA4の設定を行っており、GA4とUAの違いを理解しないで移行していると思われます。
  
特に「データの保持期限」「Googleシグナル」「アトリビューション」の3つは、必ずチェックしておきたい設定項目です。
GA4初期導入後は、詳細を理解した上ですぐにこれらの項目を設定しておきましょう。
  
  
1.「データ保持期間」の設定
GA4のデフォルトでは、データの保持期間は2ヶ月しかありません。2ヶ月のデータ保持期間が過ぎると、自動的にデータが削除されます。
データを消してしまわないようにするため、GA4導入後はデータの保持期限をすぐに設定しましょう。
  
設定方法は、GA4の管理画面で、プロパティから「データ設定」-「データ保持」をクリックします。
「ユーザーデータとイベントデータの保持」が表示されたら、「イベントデータの保持」のプルダウンを”2ヶ月”から”14ヶ月”に選択してください。
「新しいアクティビティのユーザーデータのリセット」はオンにして、保存ボタンを押せば設定の完了です。
  
2.「Googleシグナル」の設定
Googleシグナルは、複数のデバイスでのユーザー行動を元に匿名でユーザーとその属性を特定する機能のことです。
  
設定方法は、GA4の管理画面で、プロパティから「データ設定」-「データ収集」をクリックします。
「Googleシグナルのデータ収集」が表示されたら、右上の「利用を開始する」をクリック。その後、いくつかの確認画面が表示されるので「続行」。
最後に「有効にする」ボタンが表示されるので、クリックして有効にします。
  
3.「アトリビューション」の設定
アトリビューションとは、コンバージョンへの貢献度の測定方法のことを言います。
GA4におけるアトリビューションモデルは初期設定では「クロスチャネル型データドリブンアトリビューションモデル」が使われています。
しかし、UAでは「ラストクリックモデル」が主流でした。
今後、「クロスチャネル型データドリブンアトリビューションモデル」が主流になると思われますが、UAと近いデータを取得したい場合は、「ラストクリック」を使用するのもよいと思われます。
  
設定方法は、GA4の管理画面で、プロパティから「アトリビューション設定」をクリックします。
「アトリビューション設定」の画面が表示されたら、「レポート用のアトリビューション モデル」にて使用するアトリビューションモデルを選択します。
設定後、画面の最下部の保存ボタンを押して設定を終了します。
  
以上が、GA4導入時に必ずチェックすべき設定項目3選となります。
GA4 関連では、今後も色々な展開があると思いますが、データを上手く活用し、売上を向上させていきましょう。

-->「WEB活用の教科書」バックナンバーを見る

無料メルマガ「WEB活用の教科書」購読申し込み

お名前とメールアドレスと入力して[無料メルマガを購読する]をクリックすると、中小企業~個人事業主がWEBを活用してビジネスを展開するために必要なノウハウをお届けする無料メルマガ【WEB活用の教科書】を毎週水曜日にお届けいたします。いつでも配信解除ができますので、お気軽にご購読ください。

    氏名 必須

     

    メールアドレス 必須