知らなければ大きなダメージに!サイトリニューアル
今回は、サイトのリニューアルで、知らなければ
大きなダメージになるであろうことを、お伝えし
ますね。
まず、「サイトリニューアル」ですので、あなた
には既存のサイトがあるとします。
こんなサイトです。
5年前に制作会社に制作してもらったHTMLベースの
WEBサイトで、コツコツとコンテンツページを増や
して、今では300ページの規模で、アクセスも月間
5万アクセス。
サイトのデザインも古くなってきたし、今後は
WordPressを使って、今風のサイトにして、コンテ
ンツも自社で発信しやすくしようとリニューアル
を決意。
センスの良い業者を見つけて、発注。
完成したリニューアル後のサイトは、凄く見やす
くて、コンテンツも充実し、コンバージョンまで
の導線も考えられた、素晴らしいサイトになった。
しかし・・・・
リニューアル後のアクセスは月間3,000件と、10分
の1以下となり、売上も大きく落ち込む結果に。
これ、なぜだと思います?
htmlで制作されたページをWordPressを使用したサ
イトにリニューアルする場合、WordPressで作成さ
れたページには基本的に「.html」の拡張子はつき
ません。
(旧)http://sample.com/aaa.html
(新)http://sample.com/aaa/
上記の場合、内容が同じページでも、別のURLにな
るので別ページとなりますよね。
アクセスの多かった人気のコンテンツページが、
別ページになるので、ブックマークしていた閲覧
者や、このページへの外部からのリンクなども全
て無効になってしまいます。
検索エンジンも、内容が同じでも、URLが変わった
このページを引き続き評価することは出来なくな
るので、検索順位にも影響を及ぼすことになります。
これを回避する方法は、モチロンあるのですが、
外注した制作会社が知らなかったり、知っていて
も面倒がって対応しないなんてこともあるんです。
あなたが、対策方法を知らなければ、制作会社が
対策しているのかどうかさえも分からず、文句の
付けようが無いですよね。
素晴らしい出来のサイトなのに悲惨な結果を迎え
ることになります。
なので、こんな目にあわない様に対策のポイント
をご紹介しますね。
まず、よく言われるのが、
【301リダイレクト】
———————————————-
「この旧ページは、どのページに変更にしましたよ」
と検索エンジンに知らせ、「aaa.html」にアクセ
スされたら「aaa」に自動的にページ遷移させると
いう方法。この設定は「.htaccess」というファイ
ルに記述します。
ただ、過去の発言でGoogleのMatt Cutts氏はこう
言ってます。
「301リダイレクトは若干ページランクが失われる」
簡単にいうと、そのページの評価が若干下がると
いうことです。
若干とはいえ、評価が下がるというのは気になり
ますね。
では、どうすればよいのかということですが・・
最も良い方法は、旧新でURLを変えないという方法
です。実はWordPressには、この方法もあるんです。
【WordPressの作成ページに.htmlを付ける方法】
———————————————-
制作会社に外注する場合は、制作会社に現状の
urlと同様に「.html」を付けて同じにする様、注
文してください。
自製でリニューアルに取り組もうとしている場合
は以下を参考に考え方を理解しておいてください。
実際の設定はGoogle検索で調べれば、情報にたど
り着けるはずです。
WordPressの作成ページには、
「投稿ページ」
「固定ページ」
「カスタム投稿ページ」の3種類があります。
それぞれに「.html」を付ける様に設定が必要です。
▼投稿ページに.htmlを付けるには
パーマリンク設定で「.html」が付加されるよう
に設定します。但し、この設定は「投稿ページ」
にしか適用されません。
例)
通常 http://sample.com/%category%/%postname%/
付加 http://sample.com/%category%/%postname%.html
▼固定ページに.htmlを付けるには
プラグインを使う方法と「functions.php」に記述
する方法の2つがあります。
1)プラグイン
「.html on PAGES」
2)functions.php
以下のコードをfunctions.phpにコピペする。
—ココから
/*固定ページのパーマリンクに.htmlを付加する */
add_action( ‘init’, ‘mytheme_init’ );
if ( ! function_exists( ‘mytheme_init’ ) ) {
function mytheme_init() {
global $wp_rewrite;
$wp_rewrite->use_trailing_slashes = false;
$wp_rewrite->page_structure = $wp_rewrite->root . ‘%pagename%.html’;
// flush_rewrite_rules( false );
}
}
—ココまで
▼カスタム投稿ページに.htmlを付けるには
プラグインを使う方法と「functions.php」に記述
する方法の2つがあります。
1)プラグイン
「Custom Post Type Permalinks」
2)functions.php
以下のコードをfunctions.phpにコピペする。
—ココから
/*カスタム投稿ページのパーマリンクに.htmlを付加する */
function rewrite_rules($rules) {
$new_rules = array();
foreach (get_post_types() as $t)
$new_rules[$t . ‘/(.+?)\.html$’] = ‘index.php?post_type=’ . $t . ‘&name=$matches[1]’;
return $new_rules + $rules;
}
add_action(‘rewrite_rules_array’, ‘rewrite_rules’);function custom_post_permalink ($post_link) {
global $post;
$type = get_post_type($post->ID);
return home_url() . ‘/’ . $type . ‘/’ . $post->post_name . ‘.html’;
}
add_filter(‘post_type_link’, ‘custom_post_permalink’);
function remove_redirect_canonical($redirect_url) {return false;
}
add_filter(‘redirect_canonical’, ‘remove_redirect_canonical’);
—ココまで
以上です。
どう思いますか?こんな、ちょっとした知識も知
らなければ、前段で示した例のように悲惨な結果
になるんですよね。
このWEB活メルマガを、購読いただいているあなた
は、情報がインプットされたので大丈夫ですね。
これからリニューアルをしようと考えている、あ
なたの参考になれば幸いです。
■今回の授業の先生のプロフィール
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WEB活認定コンサルタント
川端 俊之(かわばた としゆき)
▼プロフィール・経歴
28歳でソフトウェア会社を創業し経営者とな
り12年の間、食品物流会社、アートフラワー
ショップ出店などの経営実績を積み重ねる。
中小企業のITコンサルティング経験は10年
を超え、数々の企業のIT経営実現のアドバイ
ス・インターネット活用したビジネス・業務の
IT化など様々なコンサルティング実績を持つ。
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