【質問】WEBサイトの改善につながる方法を教えて下さい。
今週の質問と回答
【Q】
WEBサイトが以前よりもアクセス数が
伸びてきていますが、期待する程の
成果が得られていません。
今後、何かしらの改善が必要とは
感じていますが、どの様に改善を
進めたら良いのかがわかりません。
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【A】
お客様が貴方のWEBサイトを見て、
商品の申込みをしたてみたいと感じた時に、
1.申込み方法がわかり辛くて理解に
時間を要する
2.入力項目数が多くて購入手続きが面倒
3.支払決済方法が希望の方法に
対応していない
等
WEBコンテンツの構造として、ユーザーの
購買過程に適していない場合に、その
ページから去っていって(離脱)しまい、
目的の達成迄に至らないことが考えられ
ます。
WEBサイトは複数のコンテンツと
呼ばれるページの構造で成り立って
いる事が多いですが、各ページが
切り替わるセッションの数に応じて、
ユーザーが徐々に去って(離脱)
しまう状況等を、ファネル
(漏斗:ろうと、液体の流し口の
じょうご)という用語で表現されます。
以下に、WEBサイトの複数のコンテンツや
ファネルについて記載します。
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■WEBサイトのコンテンツ構造とファネル:
1.ランディングページ:
ユーザーが最初に見るページ。
2.回遊ページ:
ユーザーが2ページ以降として
見るページ。
3.フォームページ:
コンバージョンに繋がるフォーム
があるページ。
4.コンバージョンページ:
コンバージョンになったと
確認できるページ。
■WEBサイトのコンテンツ構造とファネル:
ランディングページ>回遊ページ
>フォームページ>コンバージョンページ
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上記のコンテンツ構造やファネルを分析する
ことを「ファネル分析」と呼びます。
ファネル分析とは、WEBサイト内における
ユーザーの行動特性を把握して、
ボトルネックとなる箇所の特定を行う等、
改善に役立てるための分析手法です。
成果に繋げる為には、
ランディングページからコンバージョン
ページまでの遷移の最適化が必要です。
「ファネル分析」を行う為の方法としては、
Google Analytics等のツールを活用する
ことで、
ユーザーが訪れているページや目標達成に
向けた進捗状況(目標パスの解析、
目標達成プロセス、ゴールフロー)等の
各情報を参考に、ユーザー行動や特性に
ついての解析をすることができます。
分析を行う際に特に意識をして
頂きたいポイントは、ユーザー目線に
立って、ボトルネックの原因と
考えられる箇所の仮説を考えながら
改善を行い、
結果として期待した通りの成果に
繋げる事ができているかという確認
までの検証作業を繰り返し行うことが
重要です。
WEBの知識を有しており、経験豊富な
専門家は、ファネルの仮説と検証を
短期間で行い、成果に結び付けられる
までの解析を比較的スムーズに遂行し
易いと考えられますが、
逆にWEBサイトで
取り扱う商品に対する深い知識が
必要になる場合では、コンテンツと
して取り扱う商品等の情報に関して、
ご相談者様が詳しい知識を
有していると考えられます。
その為、ファネル分析の手法を
効果的に活かす為には、必要に応じて
専門家の方からの助言を得ながら、
ご相談者様自身が改善に向けて、
実践をし易いところから
チャレンジしていくことを
お薦め致します。
皆様のWEBサイト改善の一助と
なれば幸いです。
■今回の授業の先生のプロフィール
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WEB活認定コンサルタント
黒石 悌(くろいし なお)
▼プロフィール・経歴
東京都内のIT関連企業に所属し、新規サービス
の開発から運用・改善までの複数プロジェクト
を歴任する。
”ビジネスとITの橋渡し”を主眼としたコンサル
ティング実績として、通信系(営業マネジメン
トのWEBサイト)や金融系(WEBシステム)の開
発プロジェクトとあわせて、企業における内部
統制の整備や ITSMS規格、PMS規格の認証取得
支援等の実績を持つ。
2016年4月より、東京 商工会議所のWeb戦略
パートナーとして活動中。
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