WEBサイトのSSL導入の基礎知識

WEB活用の教科書
 
 WEBサイトSSL化。名前はよく聞くけれど
 きちんと理解していないという方が多いと
 思います。

 5月に個人情報保護法の改正もあり、
 今後、個人情報の扱いの重要性が増して
 いきます。

 今回は、SSLの基礎知識について
 説明していきます。

 ▼SSLとは何?

 SSL(Secure Sokets Layer)とは
 インターネット上で送信するデータを
 暗号化する技術のことです。

 例えば、多くのWEBサイトに設置
 されている「お問い合わせフォーム」ですが、
 みなさん特に気にせずに入力しているかも
 しれませんが、SSLを導入していないサイトは、
 入力した情報が第三者に改ざんされたり
 漏洩する可能性があることをご存じですか?

 しかし、SSLを導入していれば、
 送信される情報が暗号化されるため、
 入力した個人情報などを安全にやり取り
 することができるようになります。

 ▼SSLの種類

 SSLは認証方法の違いにより3種類の
 証明書があります。

 ・ドメイン認証(信頼度:低):
  ドメインに登録されている登録者の
  確認で発行される証明書です。

 ・企業認証(信頼度:中):
  ドメイン認証+WEBサイト運営組織の
  実在性を認証する証明書です。

 ・EV認証(信頼度:高):
  WEBサイト運営組織の実在性+所在地を
  認証する証明書です。
  ブラウザのアドレス欄がグリーンに
  なり、もっとも信頼性の高い証明書です。

 どのSSLを導入するかは、収集している
 個人情報の種類やサイトポリシーなどを
 考慮して決定します。

 ▼SSL導入のメリット

 一番のメリットはセキュリティを
 強化することによりユーザーに
 安心してサイトを利用して
 もらえるということです。

 もう一つはSEOで多少プラス要素に
 なるということです。

 #Googleウェブマスター向け公式ブログ
 #「HTTPSをランキングシグナルに使用」
 #→ https://webmaster-ja.googleblog.com/2014/08/https-as-ranking-signal.html

 ▼SSL導入のデメリット

 SSLの導入には費用がかかります。
 SSLには有効期限があり毎年更新が
 必要です。

 特にEV認証は年間10万円以上
 かかることもあります。

 (金額は契約している
  サーバーが取り扱っている
  SSLにより変わります)

 ▼SSLの導入方法

 お問い合わせフォームなど
 特定のページのみをSSL化する方法と
 すべてのページを暗号化する常時SSLと
 いう方法があります。

 現在は常時SSLを導入するサイトが
 増えています。

 簡単ですがここまでSSLの基礎知識に
 ついて説明してきました。

 ユーザーに安心してサイトを
 利用してもらうためにも今後、
 SSLの導入は必須になってきます。

 導入を検討してる、これから
 導入を検討すると考えているサイトは
 早めの対応をおすすめします。

 ■今回の授業の先生のプロフィール
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 WEB活認定コンサルタント
 桑原 篤史(くわばら あつし)

 ▼プロフィール・経歴

 印刷・サイン業界で約15年、企業ブランドのイ
 メージ戦略、販促支援などの企画営業を経験し
 、2009年に独立。

 中小企業、特に小規模事業者を中心にIT導入か
 らWebサイトの企画、構築、運営まで一貫して
 支援を行っています。

 ITコンサルタントの活動とあわせ、Web制作事
 業を行い、多くのサイト制作や運営サポートに
 携わることで、実務経験に基づいた成果を出す
 ためのWeb活用を支援します。

 2015年4月より、東京商工会議所のWeb戦略パ
 ートナーとして活動中。

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