WordPressバージョンアップの注意点
WordPressは日本国内で利用されているCMS
の中で8割以上のシェアを占めています。
(世界では約3割)
無料で利用できるので導入している事業所も多い
のではないかと思います。
そんなWordPressですが、管理画面の上部に
最新版への更新(バージョンアップ)情報が表示
されているのは皆さんご存知だと思います。
そのまま更新してしまって大丈夫だろうか?
自分で更新して不具合が出たらどうしよう、と思っ
てそのまま更新していない方も多いのではないで
しょうか?
それとも特に気にせずにそのまま更新していますか?
あなたはどちらでしょうか?
最新版が公開されたのだからすぐにバージョンアッ
プしたほうが良いと思うのは当然ですが、バージョ
ンアップを行うには事前に確認すべきことや手順が
あります。
それを知らずにバージョンアップを行っていると、
画面が真っ白になってサイトが表示されなくなった
り、プラグインなどの一部機能が動作しなくなる
などの不具合が出る可能性があります。
そのような事態を避けるために、バージョンアップ
前の確認事項や手順についてここで学習しておき
ましょう。
▼更新前の確認事項
1、WordPressのサーバー要件にサーバーが対応
しているかを確認する。
⇒https://goo.gl/Z22WmA
2、プラグインが最新バージョンに対応しているか
確認する。
▼バージョンアップを行う手順。
1、すべてのファイルとデータベースのバックアッ
プを行う。
2、すべてのプラグインを停止する。
3、WordPressのバージョンアップを行う。
4、停止したプラグインを有効化する。
5、更新後、WEBサイトの表示や機能、管理
画面などに不具合がないか確認する
WordPressのバージョンアップはセキュリティ
関連のものも含まれているため、できることなら
最新版で運用していくことが理想です。
バージョンアップしたことによりプラグインが動作
しなくなり、修正が必要になる場合もあります。
また、更新したバージョンにバグが発見される
ようなこともあります。重要なセキュリティ対応
でなければ、最新版の公開後、しばらく経って
からバージョンアップした方が良いです。
上記の確認事項や手順を守ってバージョン
アップを行えば、不具合が出るリスクを下げる
ことができます。
サイトを安心・安全に運用していくためにもバー
ジョンアップを行っていくことは必要です。
どうしても自分でバージョンアップを行うことに
不安がある方はが、専門家や制作会社などに
一度相談してみてはいかがでしょうか。
■今回の授業の先生のプロフィール
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WEB活認定コンサルタント
桑原 篤史(くわばら あつし)
▼プロフィール・経歴
印刷・サイン業界で約15年、販促支援などの
企画営業を経験し、2009年に独立。
中小企業、特に小規模事業者を中心にIT
導入からWebサイトの企画、構築、運営まで
一貫して支援を行っている。
ITコンサルタントの活動とあわせ、Web制作事
業を行い、多くのサイト制作や運営サポートに
携わることで、実務経験に基づいた成果を出す
ためのWeb活用を支援している。
2015年4月より、東京商工会議所のWeb戦略
パートナーとして活動中。
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