反応が取れるホームページの作り方

WEB活用の教科書

 ホームページを活用し、新規顧客を獲得したい、
 問い合わせを増やしたい。でも、そもそも何をす
 ればよいのか、何から手をつけてよいのか分から
 ないという悩みを持つ方は多いのではないでしょ
 うか。

 マネジメントの生みの親として有名なピーター・
 ドラッカー。そのドラッガーを日本一わかりやす
 くドラッガーを伝える男として著名な藤屋伸仁氏
 の著書「ドラッガーの黒字戦略」が非常に参考に
 なるので、ご紹介したいと思います。

 1.自社の魅力を顧客に聞く

  アンケートをとるのも一つの方法ですが、顧客
  に直接聞くのが一番です。顧客に聞かずに自分
  たちが「これが当社の魅力だ」と思い込んだこ
  とに時間を掛けるのは時間の無駄になります。
  顧客に聞く理由は、顧客ニーズとのズレを発見
  し、改善していくためです。またお客様の声は
  ホームページに掲載できる重要な要素となりま
  す。

 2.その魅力をもとにキャッチコピーをつくる

  魅力を言語化します。たくさん書き出し、ブラ
  ッシュアップをしていきます。

 3.顧客から聞いた魅力に優先順位を付け、
  「3つの魅力」として打ち出す

  3つ多くても5つ。たくさんあっても覚えても
  えらえないので、3つくらいが最適です。

 4.コストがかからないホームページやブログ、
  YouTube、FacebookなどのSNSでPRする

  魅力(コンセプト、売り、USP)を軸にし、完璧
  などを求めず、数多くの情報を発信していくこ
  とが大切です。より多くの情報ある方が、好意
  を持たれる割合が高まります。

 5.そして発信をしながら、内容のレベルアップ
  を図っていく

 6.社員の教育、訓練に力を入れる
  自社の価値軸に合わせて、常に質を上げていく。

 この6つのポイントを押さえ、更に深堀し、ホーム
 ページ(トップページ)に落とし込んでいくと、
 そのポイント及び構成要素は以下のような形に
 なっていくと考えます。

 但し、順番は効果的なものを考慮し、入れ替える
 必要はあります。

(1)【メイン画像】
  キャッチコピー:人を感じさせる画像にする。
  文字は大きく書き、色にも注意する。
(2)【共感】
  不安、不満または希望や願望:共感を得られる
  ものから多い順に並べる。
(3)【解決策の提示】
  商品やサービスのこだわりを提示する。
(4)【選ばれる理由】
  根拠、USP:なぜ選ばれているか3つの理由を説明
  する。
(5)【お客様の声】
  お客様の不安解消のため、証拠・第三者の声を提示
  する。
(6)【ベネフィット】
  サービスを得られるメリット:このサービスで得ら
  れる価値をイメージさせる。
(7)【オファー】
  今すぐ申し込んでもらう:限定性、希少性のある
  オファーにする。
(8)【CTA(Call to Action)】
  行動喚起+問い合わせの明記:明確に何をすれば
  いいかを伝える。スマートフォンを考慮し、すぐに
  問い合わせ(電話)が出来るようにする。

 このようにトップページを見ただけで何屋か分かり、
 買いたいと思えるようにすることが大切です。

 以上の内容を参考にして頂き、皆様のホームペー
 ジの改善のヒントとして活用して頂ければ幸いで
 す。
 
 ■今回の授業の先生のプロフィール
 ──────────────────────
  WEB活認定コンサルタント
  森屋 将光(もりや まさてる)
 
  ▼プロフィール・経歴
  約20年間流通、金融、医薬、通販分野など
  大小様々のプロジェクトにSEとして従事し、
  プロジェクトリーダーを多数経験する。

  会社員時代に、独学でホームページの集客や
  改善方法、SEO対策手法及びSNS活用方法を
  学び、また自らブログ運営し、そこで得た
  経験・知識をもと特に個人事業主の方を中心
  に指導を行っているうちに、
  「もっとお客さんと真剣に向き合い、IT・WEB
  苦手な経営者の力になりたい」と考えるよう
  になり、2018年4月にWEB活認定コンサルタント
  に拝命されたことを契機に、2018年7月に独立。

  2018年4月より、東京商工会議所の
  WEB戦略パートナーとして活動中。

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