【質問】何か集客に繋がる情報発信の良い方法は無いでしょうか
今週の質問と回答
【Q】
創業以来140年、地域に根差した食品の製造・卸・販売
を営んでおり、ホームページに加え数年前からフェイス
ブックも活用し集客を図っています。
しかしながら社長業の傍ら情報発信しているので、ネタ
集めも含めてなかなか大変です。
何か集客に繋がる情報発信の良い方法は無いでしょうか。
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【A】
地域密着型で140年の歴史は、並大抵の事ではあり
ません。長い歴史とは裏腹に、ホームページだけで
なくSNSでも情報発信・集客にも取り組んで居られる
との事ですので、先進的な発想で取組みされている
事と思います。
地域密着型の商売での集客に、SNSを活用される
ことは相性も良く効果的と言われますが、継続的
に情報発信するネタ切れの課題に悩んで居られる
方は多い様です。
2017年2月15日に配信した本メルマガ(22号)
【質問】コンテンツをスムーズに増産する
コツはありますか
→ https://webkatu.jp/webkatu/seminar/m20170215/
ではサイトのコンテンツに関する質問でしたので
共通する部分もありますが、
今回はSNSのコンテンツとして比較的どの様な
事業者の方でも共通して取組み出来る方法を
解説致します。
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→情報発信は計画的に(計画表を作成しましょう)。
SNSでの情報発信・話題提供では、継続すること
が重要です。この時、発信頻度は毎日なのか1
回/週なのか等、各事業者・担当者様の業務負
荷も考慮して無理なく続けられる間隔を決めま
しょう。
その上で、年間や月間で常套句や話題として発信
出来る”ネタ帳”を作成してみましょう。
ここで言う常套句とは、次の様なカテゴリーとし
て計画表に整理しておくと便利です。
・季節:草花や暦など、季節を感じる内容
・気候や天候:地域で五感を共有できる内容
・地域の催事:お祭りやイベントなど地域に関す
る内容で毎年・毎月など定例化されている行事
・自社の商品やイベント・キャンペーンなど:
同様に定期的に開催する行事など
上記の様な項目を縦列に、横に日程(月次など)
とした計画表を作成し、地域内で共有できる話題
と自社の商品やイベントを関連付けた情報として
発信することで地域との共有感を演出する効果も
期待できます。
その上で、例えば気候に関しては、その日の五感
で感じたことを織込みアレンジした話題とします。
暦に関しては、祝日や十干・十二支・干支と六曜
(大安)などと絡めた話題にすれば、毎日新鮮な
話題を用意することも比較的楽になるでしょう。
次に、一つ一つのコンテンツについては、以下に
解説致します。
→自社事業の棚卸をしてみましょう。
集客目的、つまり商品の売上増が目的ですから、
事業の事(店舗の存在)や商品の事を、より多く
の方に知って貰い興味を持って購入して頂くと言
う流れを造り出す必要があります。
御社の製品や事業の特徴など、御社に関わる事を
整理してみると、”うんちく”として、話題に
出来るネタが見つかるのではないでしょうか?
→地域との関わりも共有の話題に取り上げましょう。
創業の地や、現在の事業所の地域にまつわる歴史
や様々な行事・習わしや風習などもテーマ別に整
理しておくと、これらが全て話題として情報発信
する”ネタ”となり得ます。
地域に根差した商売であれば、地域の催事・お祭
りなどをイベントとしてだけではなく、地域で引
き継がれる文化や伝統として、地域の一員として
一緒に伝承していく様な情報・話題として取扱う
ことで、地域に根差したお店として貢献する姿勢
を結果的にアピールできる可能性もあります。
→同じ話題で使い廻し効果を活用しましょう。
BtoCの場合、キャンペーンやイベントを行う事で
宣伝と販売増の両方の効果を期待できますが、
これらキャンペーンやイベントを定期的(年次・
月次・週次・時間帯など)に開催するのであれば、
SNSでこの様な告知も既に行って居られると思いま
す。
この告知は1回ではなく、時間の経過に合わせ、
何回も行います。つまり年次の場合は前月、月次
の場合は2週間前と1週間前、その後は5日前・
3日前と前日など、イベントが近付くに連れて
より具体・詳細の内容を小出しにして行きます。
これにより、SNSユーザーである見込み顧客の興味
を徐々に高める効果が期待されます。
→SNSの特徴を活かした発信を心掛けましょう。
SNSはホームページとは異なり、比較的リアルタイ
ムの情報を提供出来ることに利用価値があります。
このため、キャンペーンやイベントでは、”いま”
や”どこ”と言う情報が価値を持ちます。
この様な情報発信は短文で良く、既に興味のある
人や、近くに居る人に「お得情報」を提供する事
に意味があります。
如何でしょうか?SNSの読者が御社を”話題提供者”
として認知する様になれば、宣伝効果も自然と増え
てくると考えられます。皆さんが計画的にSNSを使
いこなし、少しでも集客に役立てば幸いです。
■今回の授業の先生のプロフィール
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WEB活認定コンサルタント
村上 出(むらかみ いずる)
▼プロフィール・経歴
工場プラントの自動制御システム・自家発/売電シ
ステムのSEを経験後、マルチメディア系OS・ア
プリケーションシステムの設計・開発。以降、車載
システムの企画・設計・開発・品質管理・市場対応
など、ITS・テレマティクス製品の一連のものづ
くり工程を商品開発責任者として担当。自動車メー
カーでの開発実状に詳しい。
2009年4月に独立。東京都や神奈川県を中心に、中小
企業・小規模事業者様の経営全般のご支援ならびに、
国・自治体などの地域産業振興政策をサポート。
近年、モノづくりBtoB企業様からもウェブマー
ケティング関連のご相談を頂き、クライアント様に
合う方策をご提案・ご支援させて頂いている。また、
中小企業のIoT化についても、ご相談が増加して
おり最新・低コストな取組みご支援にも応じている。
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