【質問】どうしたら失敗しないホームページが作れるようになりますか
今週の質問と回答
【Q】
5年前にホームページを作ったんですが、まったく
効果が感じられないので、思い切って作り直そう
と考えてます。
せっかく、作り直すので効果的なものにしたいと
思うのですが、何から手を付けていいのかよくわ
かりません。どうしたら、失敗しないホーム
ページが作れるようになりますか?何か留意点
などあれば教えてください。
─────────────────────
【A】
作り直す前に、まず「なぜ効果があがらなかったの
か」丁寧に原因を探る必要がありますね。できれば
制作会社などでない第三者のコンサルタントに診断
してもらうのがいいでしょうね。制作会社などに相
談してしまうとどうしても、その後の制作に主眼が
いってしまうので、どこの制作会社にも属していな
人がいいでしょうね。
また売れないホームページは「企画設計のプロセス」
に大きな問題を抱えているケースが多いので、
多少時間かかっても「しかるべき企画設計プロセス」
を踏むことをおススメします。
ご回答として、「売れるホームページの企画設計プ
ロセス」について簡単にお答えしますね。
─────────────────────
→まず「ホームページの目的・成果を明確にする」
失敗しているホームページでありがちなのは、目的
が不明確なままで制作入ってしまっているケースで
す。過大な期待をかけて、あれもこれもと結局何を
発信したいのか不明確なままで始めてしまって「
何となくつくってみたものの、何も目的も成果ない
ホームページができてしまうというが少なくありま
せん。まず、何を目的とするのか?何を成果とする
のか?絞り込んでから制作に入る必要があります。
→次に「ターゲットユーザーを明確に設定する」
次に多い失敗例としては、誰をターゲットとするの
か?提供する価値が全く明確になっていないケース
スが多いです。そのため、ホームページの掲載内容
も散漫になって、「結局、どんな価値を提供したい
のか?」が分かりにくいことになります。あの人に
もこの人にも売りたいとやっているうちに「わかり
ずらいし、なんか品質が心配…」って不安を煽る内
容になってしまっています。ターゲットは敢えて絞
り込みシンプルで分かりやすい内容を心がける必要
があります。
→更に「ターゲットのニーズと競合の調査を行って
どの立ち位置で戦うのか明確にする」
ターゲットが絞り込み想定できる価値が明確になっ
たら、それが実際にWEB上での優位性を検討してくだ
さい。どんなに素晴らしいモノやサービスがあって
も、既に同様なものがWEB市場においてあれば、後攻
者は圧倒的に不利になります。そこで「なんかこの
会社の提供するものは違うかも」って期待させるこ
とが重要です。いわゆる差別化です。そのためには、
想定した価値(ニーズ)において、既にどんなものが
あるか?本当にそのニーズはあるのか?市場調査を
しながら、検証する必要があるのです。
→最後に「売り出す強みを強く意識した素材を掲載
したページを増やしていく」
WEB上の市場と立ち位置がきまったら、あとはそれに
対応した「強み」の発信を増やしてく。ここでも「
あれも、これも」とやっていくと競合他社との市場に
埋没していきます。今までの検討したきたことを前提
に発信していく「強み」を取捨選択する必要がありま
す。大事なのは、「ラインを拡げる」というより「
強みに特化したアイテムを充実させる」という考え方
です。ぜひ参考にしてください。
■今回の授業の先生のプロフィール
──────────────────────────
WEB活認定コンサルタント
野村 忠史(のむら ただし)
▼プロフィール・経歴
1971年生まれ。販売力強化コンサルタント。
中小企業診断士。営業会社入社後、最下位スタ
ートであったが、独自ノウハウを構築し、1年後
に200人のトップに。さらに80人中3人選出の最
優秀賞に、新人2人を受賞させる。その後、13年
間あらゆる業種業態で一貫して営業職と勤め、
常に上位10%にキープ。経営コンサルとして独立
後は、あらゆる業種業態に再現できる「売れる仕
組み」を独自に考案し、2014年ナインソーツコン
サルティング㈱を設立。年間100件以上のコンサル
とセミナーを通して、全国各地の中小企業の販路
拡大・販売力強化支援を行っている。
無料メルマガ「WEB活用の教科書」購読申し込み
お名前とメールアドレスと入力して[無料メルマガを購読する]をクリックすると、中小企業~個人事業主がWEBを活用してビジネスを展開するために必要なノウハウをお届けする無料メルマガ【WEB活用の教科書】を毎週水曜日にお届けいたします。いつでも配信解除ができますので、お気軽にご購読ください。