サイトの記述方法を見直そう!

WEB活用の教科書

 みなさん、自社サイトのSEO対策はもちろんされて
 ますよね。自社のビジネスや顧客を分析し、キー
 ワードを決め、そのキーワードを盛り込んでサイト
 のタイトルや概要に記述していくということを。

 その時、どのようなことに注意されてますか?

▼サイトの記述方法

 Googleでは、如何に利用者に有益な情報を提供する
 かが検索上位に表示されるカギとなっています。

 その為、利用者にわかりやすく記述するということ
 を意識されているではないでしょうか。

 でも、Googleで表示順位を決めているのは人ではあ
 りません。そう、ロボット(AI)です。そのため、
 サイトにキーワードを記述していく時には、利用者
 にわかりやすく記述することに加え、このロボット
 にもわかりやすく、より上位に判断されるように記
 述する必要があります。

 では、どのように記述すればいいのでしょうか。

▼キーワード

 まず、キーワードそのものの書き方です。

 同じ意味でも異なった表現がある場合があります。
 このような場合、それぞれの表現がキーワードとし
 てどう有効かを比較してみます。

 比較にはGoogleAdwordsのキーワードプランナーが
 有効です。例えばサイトのSEOコンサルをビジネス
 としている場合、キーワードとして”サイト”と
 他の言葉(Web、ホームページ)を比較してみます。

 結果は以下の通りです。
 ・WEB:検索ボリューム:100万~1,000万
 ・サイト:検索ボリューム:1万~10万
 ・ホームページ:検索ボリューム:1万~10万

 これからキーワードとしては”サイト”という表現
 より”WEB”を採用します。

▼タイトル(title)

 次にタイトル(title)の書き方です。

 タイトルは検索結果に表示されますが、その内容が
 曖昧であったり、他のページと同じものであったり
 するとGoogleに勝手に変更される場合もあります。
 また、30~35文字を超えると省略され、短い方が上
 位に表示される傾向もあるので、簡潔に25文字程度
 までに抑えるようにします。

 また、検索キーワードとタイトルの語順が一致して
 いることも重要です。

 “WEB SEOコンサル”での検索で上位表示を狙う場合、
 タイトルは、“SEOコンサルWEB”ではなく”WEBSEO
 コンサル”とすべきです。

▼概要(description)

 最後に概要(description)の書き方です。
 概要はそのページのまとめを具体的に記述します。

 その為、そのページ独自のものとなっている必要が
 あります。また、概要にもキーワードを含むことが
 重要です。ただし、同じキーワードを多数記述する
 と逆効果になります。同じものは多くても2つ程度
 にしておき、キーワードの類似語・同義語等を利用
 するようにします。

 また、概要が検索結果に表示されるのはPCでは120
 文字程度までで、それを超えると省略されます。
 それがスマホでは50文字程度の表示となります。

 スマホでのネット利用が主となっている現在では、
 概要は長くても100文字程度、できれば80文字程度
 に抑える必要があります。

 今回説明した箇所の他、サイトの見出しや本文の記
 述にも書き方のコツがあります。それはまた別の機
 会に紹介したいと思います。

 以上、今回はサイトの記述方法についてお話ししま
 した。皆様のサイトの充実のヒントとして活用して
 頂ければ幸いです。

 
■今回の授業の先生のプロフィール
 ──────────────────────
  WEB活認定コンサルタント
  上野 貢(うえの みつぐ)

  ▼プロフィール・経歴

  入社以来、大学を中心とした教育機関の業務・
教育システムの構築、開発に従事。
  インターネットの黎明期よりWEBを利用したシス
テムの構築、開発を担当。

  大学から中・高、専門学校、塾等の教育機関の
  業務システム、教育システムの要件定義から
  運用に至るまで業務支援を多数実施。

  また、企業のeラーニングシステム導入・利用・
  サービス提供に関しての支援も実施。

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