【質問】コンテンツをスムーズに増産するコツはありますか

WEB活用の教科書

今週の質問と回答

【Q】
 ホームページを更新し続けることが重要と言われ
 ています。そのためには、コンテンツを増やし続
 けることが有効だということは分かっているので
 すが、コンテンツをスムーズに増産できていませ
 ん。何かアドバイスをして頂けないでしょうか?
  
  ─────────────────────

【A】
 多くのWeb担当者が、コンテンツを増やし続ける
 ことに苦労しています。漠然と取り組んでいたら
 、コンテンツの追加にすぐに行き詰ってしまうで
 しょう。
 コンテンツをなるべくスムーズに増産する上で、
 特に大切なのが「きっかけ」でしょう。「きっか
 け」をうまく捉えれば、比較的スムーズにコンテ
 ンツを追加できるようになります。しかし、「き
 っかけ」への理解が不足していると、せっかくの
 きっかけに気づかずに見逃してしまいます。

  ─────────────────────

 →1.コンテンツを増産する「きっかけ」を理解
    する

  「きっかけ」は大きく2種類に分けて考えまし
  ょう。一つは「降ってくるきっかけ」。
  この回答では、これを「イベントドリブン型」
  と呼びます。
  もう一つは「創り出したきっかけ」。これは「
  スケジュール型」と呼ぶことにします。

 →2.「イベントドリブン型」の「きっかけ」に
    ついて

  「降ってくるきっかけ」で、何らかのイベント
  (事象)に由来 するきっかけとなります。
  以下のようなきっかけが「イベント ドリブン
  型」のきっかけの例です。

 →1)何かに気づいたとき、ひらめいたとき
   桜が開花したなど、日常の何気ない現象、変
   化、体験など。ブログを発信し続けている人
   たちの多くは「ネタは日常にある」と言って
   います。

 →2)顧客から問い合わせを受けたとき
   「こんなことに困っていたのか」と気づいた
   り、「こんな風に 誤解されていたのか」と
   知ったりすることも、貴重なきっかけになり
   ます。

 →3)トレンド情報などを伝えたいとき
   業界に関するニュースが発表されたときや、
   注意喚起したいできごとなどが発生したとき
   などもきっかけになります。独自の解説を加
   えて情報発信しましょう。

 →4)Googleアラートなどから情報を受信
    したとき
   気になるキーワードで情報収集します。そし
   て、「これは」と思う情報を入手したら、そ
   れをきっかけにしましょう。

 →3.「スケジュール型」の「きっかけ」
    について
  「創り出したきっかけ」で、事前に、毎日や週
  次、月次などと計画しておいたきっかけのこと
  です。計画は誰でも見られるように可視化して
  おきます。
  「スケジュール型」のきっかけでは、どんな方
  法でコンテンツを追加するかも事前に決めてお
  きましょう。

 →1)連載を企画する
   比較的大きめのテーマについて、シリーズ化
   します。はじめにシリーズ全体のテーマを、
   仮でもいいので一覧化しておきましょう。

 →2)定期的なコンテンツ発信を、関係者で順番
    を決めて持ち回りとする
   複数のスタッフでコンテンツの追加を持ち回
   りで分担しましょう。取り組みに参加するこ
   とによって、スタッフの意識も徐々に高まっ
   ていくという副次的効果も大です。

 →3)キュレーション(まとめ解説)サイト活用
    を定例化する
   Yahoo知恵袋、おしえてGoo、はてなブログ
   などの記事に独自の切り口を加えてアレンジ
   しましょう。くれぐれも著作権には注意。
   DeNAの二の舞とならぬように。

 →4)検索トレンドを定期的に確認する
   「Googleトレンド」、「ついっぷるトレンド
    HOTワード」などを参考に、今話題のワード
   にマッチした、コンテンツを創りましょう。

 →5)日記のように書く
   店舗なら「今日のお客様」という感じで、ど
   んなサービスを提供したかなどを日記風に、
   BtoB企業なら「今週のご相談」のようなスタ
   イルで、記事を書きましょう。

 →6)過去の記事を定期的に見直す
   過去のコンテンツへの加筆、訂正にとどまら
   ず、コンテンツの範囲を広げたり、深堀した
   新たなコンテンツを、創ったりしましょう。
 
 →以上、コンテンツを増やし続けやすくするため
  の「きっかけ」を中心にお話ししました。
  ただ、ここに示したことを全部行う必要はあり
  ません。ご自身の所属する組織やご自身の興味
  、立場などに応じて、無理のない取り組みを選
  択してください。

 →皆様のコンテンツを増やすためのヒントとして
  活用して頂けれ ば幸いです。
 

 ■今回の授業の先生のプロフィール
 ──────────────────────────
  WEB活認定コンサルタント
  五島 一輝(ごしま かずてる)
 
  ▼プロフィール・経歴
  文系のICTエンジニアとして社会人をスタート。
  以来、30年以上にわたり、100を超えるシステ
  ムの企画、設計、構築、調達を行い、企業で使
  われる殆どのシステムに精通。
  その間、中堅・中小企業に対し、常に、「経営
  に貢献する」ことにこだわったICTの企画・設
  計を提供し続けることで、多くの企業の経営改
  革に貢献してきた実績を持つ。
  「各企業の問題の改善にとどまらず、特徴や長
  所を活かした最適なICT」を提供して、多くの
  企業の経営革新を支援。
  「ICTの総合診療医」として、企業の個性にあ
  ったICT活用の処方箋創りでのアドバイス実績
  も多数。また、「顧客のため、社員のため」の
  セキュリティ強化や個人情報保護の支援も行っ
  ている。

 ※詳しいWEB活コンサルタントのプロフィールは
  こちらをご覧ください 
  >>> https://goo.gl/fB1yRq

-->「WEB活用の教科書」バックナンバーを見る

無料メルマガ「WEB活用の教科書」購読申し込み

お名前とメールアドレスと入力して[無料メルマガを購読する]をクリックすると、中小企業~個人事業主がWEBを活用してビジネスを展開するために必要なノウハウをお届けする無料メルマガ【WEB活用の教科書】を毎週水曜日にお届けいたします。いつでも配信解除ができますので、お気軽にご購読ください。